DOSBox 導入方法

 DOS時代の海外ゲームをプレイする上で必須になるものが「DOSBox」というエミュレーターです。GOG.comの古いゲームはこのDOSBoxで起動するようになっており、自動でインストールされ、あまり意識せずにゲームをプレイすることが可能です。

 とは言え、海外で発売された「Ultimate Might and Magic Archives」などを入手した場合には必須になってくるものではあります。ここではDOSBox ver. 0.74(2016/10/02現在最新版)の導入方法を紹介したいと思います。

用意するもの

・DOSBox0.74-win32-installer.exe
 ※公式サイトのメニュー「 Downloads」から自分のOSを選択し、飛んだ先で少し待てばDL出来ます。

インストール

  1. DOSBox0.74-win32-installer.exeを起動。ユーザーアカウント制御が出るかもしれませんが「はい」を選択。ここは「Next>」で先に進みます。
    dosbox-01
  2. コンポーネントの選択の画面になります。Core filesは基本的なものなので解除できません。デスクトップにショートカットを作りたい場合は「Desktop Shortcut」にチェックを入れます。
    dosbox-02
  3. インストール先を確認するダイアログが表示されますので変更したければ「Browse」ボタンを押して対象フォルダを選択しましょう。ここではデフォルトのままインストールしますのでこのまま「Install」ボタンを押します。
    dosbox-03
  4. あっという間にインストールが終了しますので「Close」ボタンを押して終了です。デスクトップにショートカットを作成する選択をした場合にはデスクトップに「DOSBox 0.74」というアイコンが出来ているかと思います。選択していない方はスタートメニューから「すべてのプログラム」で「DOSBox-0.74」というフォルダができているかどうか確認してみよう。
    dosbox-04
  5. では起動してみましょう。下記のように表示されればOK。
    ※別途「DOSBox Status Window」も開いていますが、気にしなくてOKです。気になる方は「Extras」フォルダ内にある「DOSBox 0.74 (noconsole)」を起動してください。
    dosbox-05

簡単な使い方

 DOSBoxはローカルディスクの所定フォルダをドライブとして使用することができます。つまり、ハードディスク上にファイルをコピーすることができなければなりません。

 さて、DOSBoxで所定フォルダをDOSBox上でドライブとして認識するためには「mount」コマンドを使います。この作業を「マウントする」という言葉を使います。

 mountコマンドにはいろいろと設定がありますが、一番簡単な命令としては、

mount [DOSBox上でのドライブ] [ローカルのフォルダ]

とコマンドプロンプト(Z:\>)に続けて入力します。この際に「:」がそのままで入力できない場合は「;」をシフトを押しながら押してみてください。また、逆スラッシュ(\)は「ろ」で入力できると思います。出来ない場合はいろいろキーを押してみてください。

 たとえば、DOSBox上でAドライブ、ローカルのフォルダが「C:\DOS\MM1」にマウントするには、

mount A c:\dos\mm1

と入力します。「Drive A is mounted as local directory c:\dos\mm1\」 と表示されればOKです。もし 「Directory [ローカルのフォルダ] doesn’t exist.」と表示されたら失敗していますので、入力ミスなどをしていないか確認しみてください。成功していたら、DOSBox上でのドライブ(今回はAドライブ)に移るためにコマンドプロンプトに続けて「A:」とします。これでコマンドプロンプトが「A:\>」となりますので、それに続いて実行したいプログラムを入力してEnterを押せばプログラムが実行されます。

 上記の例は「Ultimate Might and Magic Archives」の「Might and Magic」ですが、M&Mの場合はこのままゲーム本体のプログラム(mm.exe)を起動しても動作してくれません。M&Mは初回にグラフィックを設定するプログラムを起動しなければなりません。

 このようにゲーム、ソフトによって設定などが必要となりますので必ずマニュアルをよく読んでからプレイしましょう。