Fairy Tale Mysteries: The Puppet Thief

 久々にオーソドックスな非表示のオブジェクト(Hidden Object)をプレイした感じがします。オーソドックスというか昔ながらというべきかな。

 ストーリーは悪の人形使いが罪なき子供たちの魂を奪っていったため、その捜査としてグリム兄弟と協力して魂を助け出し、この悪の人形使いを倒すことが目的ととなっています。コレクターズエディションのため、本編(アーボーシャー冒険)と後日談(ベラ島)の2つのシナリオがあります。後日談は本編をクリア後にプレイ可能となります。

 難易度はレギュラー、アドバンス、エキスパートの3つ。実績の中にエキスパートでのクリアというのもありますので一度で実績を全て解除したい場合はエキスパートでプレイする必要があります。難易度も高くなりますので、他の実績解除が難しくなるかもしれませんので実績の内容をみてレギュラーでクリアしてから再度エキスパートでクリアなども検討してください(実績の全解除を気にしないのであれば一番簡単なレギュラーでいいと思います)。

 「昔ながら」と前述したのは上記のアイテム探しで、2段解除(他のアイテムを組み合わせて、アイテムを動かしてなど)がないということです。その分、アイテムが非常に分かりにくく隠されており、最近の2段解除のほうが簡単に思えるほどです。上SSは後日談のものですが、実は後日談のほうが簡単だったりします。

 それと翻訳が少しおかしいものもあるため、表示名と実際のアイテムが結びつきにくいものもあります。また、日本語で表示されているため2行などになってしまってアイテム名が全て表示されないものもありました。これがまた難易度を上げているのかな。アイテム探しでも実績解除がいくつかありますので実績にこだわりのある方は最初に確認しておきましょう。

 ミニゲームについてはそこまで難しいものはありませんでした。納得できなかったのは鏡の部屋のカード並べかな。実際に鏡の中ではなくAという部屋を反転させたBという部屋があるだけだと思うのだけど、そこまでするのであれば、カード並べも反転させたほうがよかったかなぁと思います。

 そうそう、最近プレイしたHidden Objectは全て同じメーカーですが、画像部分に限っては4:3のものを16:9に伸ばしていると思います(全部のゲームではありませんが)。それ以外のインターフェイスは16:9に合わせてあるので一見違和感がないように見えるのですが、人間などが出てくると明らかにおかしく感じます。

 上SSが16:9(左)を4:3(右)にしたものですが16:9に慣れてしまって逆に4:3が縦長に見えてしまいますが、こっちが本当のサイズになります。

 それと今まで左がマップや日記、右がヒントボタンだったのに逆に配置してあるのも気になりました。ヒントは使わないようにしているのですが、日記やマップはみるのでつい逆をクリックしそうになりました(アイテム探しでヒントを使わなければ実績には関係ないかな)。こういうのは統一してほしいものです。

 もう1つ。ストーリーとは関係のないアイテム探しがなかったことは評価高いです。あれは本当に要らない。