Graveyard Keeper #05 Clear

 購入して約3週間、ようやくクリアすることができました。Steamのレビューを見てみると50~60時間でクリアという方が多かったのですが、私はそれ以上の時間をかけています。今回は一切wikiを見ないということでプレイしていましたので、錬金術の組み合わせで時間を要したりした部分もありますけど。

 ストアのレビュー評価は「賛否両論」になっていますが、個人的には「非常に好評」です。これは私が最初から愛する者の元へ戻るアドベンチャーゲームとしてプレイしていたからです。普通のアドベンチャーにはゲーム内の生活などは描かれていませんが、このゲームはそれを描いたものだと思います。

 元の場所へ戻るために試行錯誤をして、お金を稼ぎ、そのために住民の依頼をこなしていくと。その生活の基盤となるものが墓守りであり、畑仕事や採掘、伐採などなど様々な要素が絡み合ってきているゲームだと思います。もちろん今までやったこともないことをやるわけですから、知識を得るためのものがテクノロジー(赤、緑、青が経験値ってことで、経験をすれば知識が増えるということですね)ということなのでしょう。

 もちろん、不満がないわけではありません。

 それが錬金術。確かに組み合わせは確かめるしかありませんが、1と2で組み合わせの数が違うため別物となります。そしてそれぞれの組み合わせを合計すると約2300通りが存在するわけです。その中から出来るアイテムは20数種類ぐらい。わずか100分の1なのですよ。

 沼の女性が錬金術のアイテムを販売していますが、その魔女からレシピ(例えば虫食いで2種組み合わせのうち1つしか分からないとか、3種組み合わせは1種確定、1種は簡単なヒント、残り1種は自分で確認みたいな形でもよかったと思います)を購入できるなどが必要だったのではないかと思います。

 錬金術はお金を稼ぐために様々なものをサポートするものの1つだと思います。お金の稼ぎ方は前半は埋葬証明書が中心になるかと思います。後は教会での説教の寄付。中盤以降は野菜販売(ベンチャー企業)。

 説教での寄付額を増やそうと思えば墓の品質を上げなければなりません。そのためには死体の処理をしっかりとしなければなりません(赤ドクロを無くす)。野菜販売(ベンチャー企業)のほうは金星レベルの野菜を作るために強化された肥料が必要になりますが、これに錬金術が必要です。

 後は各NPCが買い取ってくれるものを売っていくしかないのですが、需要と供給があるため金星ばかりを売っていると価値がさがるというシステムも入っているようです。また、売買によって販売アイテムのステージが解放されていくシステムになっていますので、NPCとの売買はある程度はしていく必要もあるのかもしれません(私は酒場と農夫ぐらいしか解放していませんけど。後は鍛冶屋。これは石炭を一気に売ったら解放されただけで、解放するつもりはありませんでした)。

 そのサポート的なものが組み合わせのヒントがないっていうの・・・っていうのが不満点ではあります。もちろん、wikiやブログなどで組み合わせはわかりますが、それは何か違うんじゃぁ?って思うわけですね(wikiやその手のブログを否定しているわけではありません。あくまでゲーム内でのヒントがあっても良かったのではないかという意味合いです)。

 後は無駄な設備かな。酒醸造台なんて1回しか使わないし。ちなみに出来たものを使うと「アルコール」ができます。錬金術に使えますが、これは未チェックだ。修理キットも何回かしか使いませんね。これももったいない。彫られた木材も使ってないなぁ。アレ?


 私のお金稼ぎは基本的に説教に絞りました。少しの間はベンチャー企業で野菜販売をしていましたが、箱を持っていくのは非常に手間だったのですよ。荷車的なもの(石や箱を6個程度積載できるもの)があれば頑張ってやったかもしれません。最終的に墓地の品質は700近くまで上げましたので毎週結構な額の寄付金を得ることができていました(金星の「複層の祈り」を使うと毎週73銀の収入になります)。

 最終的にまとまったお金が必要になります。私はしっかりと貯め込んでいたので問題ありませんでしたが、救済措置といいますか大金を稼ぐ方法が用意はされています。ただそれを作るには結構大変な作業が必要かも。

 何はとも私個人としては久々に熱中してプレイできたゲームでしたので購入してよかった作品となりました。


 最後にテクノロジーに出てくる「生命石」と「黄鉄鉱」が見つかりませんでした。生命石は「石灰石」の間違い?なのかなとも思います(英語でLimestone。生命石はLifestone)が、黄鉄鉱はグラフィックが違うのでありそうですが、これを使うレシピも存在しないため存在していないのかもしれません。

 ダイヤも特定の場所でしか収集できないし、しかも数が限られていますね(購入は可能だけど)。