Lethis – Path of Progress

 街づくりゲームの1つ。架空の国「Lethis」での産業革命をテーマにしたもので中世ぽいグラフィックに似合わないオートマトン(ロボット)や蒸気を使ったエネルギー資源など普通とはちょっと違う雰囲気のゲームです。

 そのグラフィックとは裏腹にかなり難しい内容となっています。モードはチュートリアル、キャンペーン、サンドボックスの3つがあり、チュートリアルは全部で5つ。このチュートリアルをこなすことでゲーム内に登場するオートマトンや蒸気などの使い方を覚えることができます。チュートリアルにもしっかり目標が設定されており正直なところ結構難しい。これ、チュートリアルよね?っていうぐらい難しい(大切なことなので2度言いました)。

 そしてキャンペーン。こちらは26もあり、このモードを通してLethisの産業革命の歴史をプレイしていくようになります。難易度はイージー、ノーマル、ハードの3つ。難易度の違いは特に記載されていないのでよくわかりません。ノーマルでキャンペーン1をプレイしましたが、かなり難しいのでイージーで慣れてから難易度を上げたほうがいいかも(このゲームはクリア後にスコア表示されますが、そのスコアに対して難易度乗数が設定されている模様)。

 サンドボックスは特に目標がないもので11マップ。マップサイズとマップ内にあるものが違うため一部の施設は役に立たない場合もあります。こちらも難易度があります。

 キャンペーンはメインの目的とプレイ中に要求されるサブクエスト的なものがあります。メインの目的をクリアすればOKだと思いますが、それがかなり難しい。Lethisの特定場所でのプレイということで一部の施設は使用できないものも出てきます。限られた内容でいかにクリアするかが醍醐味といえば聞こえはいいのですが、このせいもあり難易度はかなり上がっています。

 チュートリアル、キャンペーンをプレイしていて思ったのは農場(小麦や大麦、かぼちゃなどが育てられる)ですが、播種と収穫時期が決まっており、その他の時期は人が不要になります。この時に余った人々は失業状態になるようで仕事がないと文句を言ってきます。チュートリアルはそれでも目的が簡単なので気になりませんが、キャンペーンはやり方次第で時間も非常にかかるため、この失業状態が結構厄介に感じます。

 当然「資金」というものがありますので考えながらプレイしないといけません。収入は税金となりますが市役所と収税官施設を作らないと意味がありません。住民は労働者とブルジョアの2種類がいて住宅も違います。これもキャンペーンににより使用できない場合もあるので注意が必要ですが、使用できる場合は収入減になるので逃げていかないように調整しましょう。あとは交易で資金を得ることも可能ですが、売るためのものがなければ意味がありません。まずは自分の住民のためのものを確保してから考えていきましょう。

 施設は「ウォーカー」というキャラが発生し、これはそのサービスを提供して歩く人のようです。あちこち彷徨い最終的にはもとの場所に戻ってきますが、道路のある場所を好き勝手に移動しますので「バリケード」で進まないようにしないといけない場合もあります。施設は老朽化という概念があるらしくメンテナンス業も必須となっていきます。また幽霊が出たりすることもあるのでエクソシストも必要。

 住宅はテントから始まって最大Lv.10まであがります。それにより住める人が多くなります。邸宅(ブルジョア用)はLv.5までだったかな。こちらも同様で住める人が増えます。もちろん、何もしないとLv.1~3のあたりになります。公園などの装飾も非常に重要なものとなっており、それを踏まえた形で街づくりを考えていきましょう。

 最後に「日本語化」は可能です。現在、下訳は全て終了して確認をしている状態です。そんなに持っている人はいないと思いますが、暫定版はDiscordで配布しています。ただし利用者は誤字脱字などの報告をお願いします(それが使用するための条件です)。校正がある程度終了しましたらブログにて公開しますので今しばらくお待ちください。