海外ゲーム事始め2018

 このブログに来られている方はSteamなどの海外ゲーム販売サイトは当然知っておられるとは思いますが、まだデビューすらしていないという方に向けて少しだけデビューの仕方を書いてみたいと思います。

 まず海外ゲームだと「英語でプレイ」しないといけないということもあり躊躇してしまう方もいるかと思います。確かにほとんどのゲームは英語でのプレイにはなりますが、中には日本語に対応しているものや有志による日本語化できるものなどもあります。特に有名なゲームについては日本語化できるものも多く、そこまで英語を意識する必要はないと思います。

 そして一番のメリットは安いものも多いということです。しかも定期的にセールも行っており、最大90%OFFということもあります。もちろん発売されたばかりのゲームはそこまでの割引はありませんが、発売から時期の経ったものはそのぐらいの割引もあり得るということです。またインディーゲームなどもあり、日本で売っているゲームとはまた違ったゲームもあります。もちろん千差万別で面白いものとそうでないものもありますが、それは好みの問題もありますので一概には言えないところもあります。

 購入するには、クレジットカードなどでの支払いが必要になってきます。販売サイトによって支払い方法は様々ですが、主な販売サイトでほぼ対応しているのがPayPalです。海外でクレジットカードを登録するのは怖いという方はぜひPayPalを利用されることをお勧めします。PayPalにクレジットカードを登録する必要はありますが、日本サイトもあり非常に安心して使用できる決済システムとなります。また販売サイト大手「Steam」であればDEGICA経由でWebMoneyやコンビニでの支払いも可能です。多少手数料がかかったりしますが自分で一番安心できる支払いを選択しましょう(私はPayPalオンリー)。

 どこのサイトでもアカウント登録が必要になってきます。ほとんどのサイトがメアドとパスワードという形でログインとなりますので、ゲーム専用のメアドを作ってもいいかもしれません。ただし、パスワードは各サイトでかならず変えておきましょう。

 では販売サイト毎に簡単に説明をしていきます。

Steam(http://store.steampowered.com/):日本語対応

 基本となるゲーム販売サイトだと私は思っています。一部の販売サイトではSteamで使用できる「キー」のみを販売しているところもあります(鍵屋ではない。鍵屋は反対派)。そして一番安心いいのは日本語対応であること(ゲームの説明を除く)。支払いも日本円となります(これを書いている時点で1ドル100円ぐらいの計算になっています)。

 そして、購入後2週間以内でプレイ2時間以内であれば返金システムもあります。購入はしてみたものの動作しない、ゲームの説明と実際の動作が違うなど様々な理由で返金を依頼することが可能です(体験版的な使い方をすると警告がきますので注意)。

 日本時間で火曜日から週間セールが始まります。また季節ごとに大型セールもあります。大型セールの際は多くのゲームが割引されます。週間セールではなかなか安くならないものも大型セールの時は割引率が高い場合もあります(逆のパターンもありますので注意が必要です)。

 今までゲーム販売サイトを利用したことがない方は、このSteamを利用するといいと思います。特に英語が苦手という方であればなおさら。そして、ROM(読むだけ)で十分なので日本語化情報というグループに参加しましょう。これは英語版のゲームの日本語化情報や正式に日本語対応した際に情報を知らせてくれます。

GoG.com(https://www.gog.com/):英語のみ

 敢えてGoGを2つ目の紹介に。このサイトの特徴はDRM Freeということ。一応専用クライアントもありますが、なくても当然起動は可能です(クライアントを使うとクラウドセーブ対応な場合、対応してくれたり、購入したゲームがわかりやすくなります)。

 またレトロゲームも多く扱っているということですね。Ultimaは全シリーズ、Might and Magicは1~9までなどSteamでは扱っていないものもあります。ただし、DOSBOXを使用するようなります(とはいえ自動で設定されているため、普通にプレイする分には知識は不要。窓表示などをしたい場合にはCONFファイルを編集したりしないといけないかな)。

 もちろん新しいゲームも取り扱っています。とはいえDRM Freeの関係でSteamで扱っている全ての新ゲームがGoGで発売されるわけではありません。最近のグラフィックやミュージックがすごいゲームもいいとは思いますが、昔のシンプルなゲームもいいものも沢山あると思います。そういう部分に魅力を感じることができる人はぜひチェックしてほしいと思います。

 セールは定期的にしています。季節セールも行っています。なお、支払いはドルとなりますので、日本円での支払い時は相場により価格が上下します。

Fanatical(https://www.fanatical.com/):英語のみ

 旧Bundle Star(バンスタ)です。主にSteam、わずかにUplayのキーを販売しているサイトです。少し前に名前を含め色々と変更になってしまいました。以前はバンドルが結構目玉だったように思えますが、現在は通常のストアになっています。

 ただ、STAR DEALといってゲーム単品を激安販売をしているときもあります。ゲームは様々ですが、Steamよりも安い場合があります。ただし本数制限があったりしますので注意が必要(STAR DEALもあるためか大型セールなどはそんなに多くないイメージ。新ストアになって間もないので今後変わるかも)。

 また、前と比べて頻度は少ないですが、バンドル販売もあります。インディゲームがメインとなりますが、5本で2ドルとかもあります。中には面白いゲームもその中に含まれている場合もありますので、チェックは欠かさずするとお買い得に出会える場合もあります。

 なお、支払いはドルとなりますので、日本円での支払い時は相場により価格が上下します。

Indiegala(https://www.indiegala.com/):英語のみ

 そのサイト名の通り、インディゲームメインに扱っているバンドルサイト。各曜日ごとにバンドル販売をしており、3本で1ドル、4本以上7~10本で3~5ドルぐらいの幅でSteamキーを販売しています。大体90%OFF以上のセールになっていますのでお買い得ですが、様々なゲームが含まれていますので、いい時もあればそうでないときもあります。たまにいい時があるのでチェックは欠かせません。

 単品ストアもありますが、Steamと同じぐらいの割引かなという印象。支払いがドル払いとなるため、日本で支払いを行う場合はSteamよりも高くなります(18/1/1現在112円なのでSteamの1ドルほぼ100円計算なので高くなるということです)。

 またここの特徴の1つとして無料プレゼント(Massive Giveaway!)が多いこと。もちろん、バンドルと同じくいいものもあればそうでないものも多々としてあります。後、ユーザー同士の交換も可能のようですが、私は利用したことがありません(ちょっと怖いので)。

Humble bundle(https://www.humblebundle.com/):英語のみ

 このサイトもバンドル(基本はSteamキー、たまにUplayキーもあります)が特徴となります。バンドルはゲームだけでなく、海外コミック、ブック、音楽などのセットもあります。

 どのバンドルもパターン的には3~4枠に分かれており、1ドル枠、平均額枠、定額枠といった感じになっています。基本的に好きな金額を支払うことができます。例えば定額枠が10ドルだった場合、1ドル払えば1ドル枠、平均額が5.5ドルだった場合、5ドルだったら1ドル枠のみとなり、5.6ドル支払えば平均額枠までのゲームが入手できます。そして10ドル以上支払えば全部のゲームを購入することができるわけです。

 平均額はゲームの内容によりかなり変わります。いいゲームが揃っていれば高くなり、そうでもなければ低くなります。また海外の方は定額10ドルだった場合でも50ドル、100ドルと支払う方もいらっしゃるみたいなので平均額が極端に低くなることは稀です。

 最近はセールなどの関係もあるため更新日がずれている場合もありますが、普通は水曜日の深夜~早朝にかけて新バンドルが発表されます。期間は2週間となっており、1週間ずらして別のバンドルが発表されることもあります(ゲームの場合のみ)。

 そしてもう1つの特徴が「マンスリー」というシステム。利用したことはないので詳細は不明ですが、1か月12ドルで福袋を購入するような感じです。最低1本はゲームが公開されており、その他は次のマンスリーが始まるまではわかりません。公開された1本は12ドル以上のものになっていますし、最終的には定価で80ドル以上のものにはなるらしいのでお買い得なのは間違いありません。ただ自分の好きなジャンルが入っているとは限らないので運任せなのは確か。

 また複数月を購入すれば少しずつ安くなります。1年分だと11カ月分の金額で1年分を購入することが可能。その他にストアでの購入の割引の特典もついてきます。どの契約でも契約を休止しないと自動的に引き落としされるみたいなので、そこだけは注意しましょう。

 ストアも一応ありますが、ドル払いとなりますのでSteamより高くなる場合がありますので注意が必要。たまに無料でゲームプレゼントもありますので要チェックです。

その他

 上記以外にGreen Man GamingGamersgateWingameStoreなどの販売サイトがあります。どこも英語、ドル払いとなります。これらも大型セールや小規模セールを行っていますが、なかなかSteamより安くなることはないと思います。Green Man Gamingはたまにインディゲームのバンドルを安価に販売しているときがあります。

 Steamキーではないゲームを販売しているところとして、OriginUplayがあります。両方ともに専用クライアントが必要となります。また2つとも日本語でゲームの購入が可能(ゲームは英語のみの場合もあり。支払いは円)。Originは定期的に無料ゲームを配布していますので登録だけしておくといいかもしれません。

 Steamで購入してもUplayゲームの場合、Uplayクライアントをインストールしないといけないかもしれません(たとえばMight & Magic Xやチャイルド オブ ライトなど)。Steamで購入してもUplayクライアントにも登録されるので、そちらからも起動は可能です。

 その他で紹介したサイトも季節セールがあります。Origin、Uplayでしか取り扱っていないゲームもありますので、気になる方はチェックしてみるといいでしょう。


 G○Aというマーケットプレイス的な販売サイトもありますが、こういうサイトでの購入は十分に気をつけましょう。販売しているのはG○Aではなくあくまで個人です(ヤフオクや楽天市場と考えたら分かりやすいかも)。よく言われるのは犯罪行為により入手したキー(盗まれたクレジットカードで購入したキーなど)を売っていることもあり、そのようなキーを購入してしまうとゲーム自体がSteamにより消されることがあります。

 キーを扱っているサイトをまとめて「鍵屋」と呼ぶ方もいらっしゃいますが、G○Aのようなサイトだけを指す場合もあります(私の認識は後者の危ないキーを売っているサイトを指します)。中には嫌悪感を持っている方もいらっしゃいますので気をつけましょう。