Realms of Magic

 このゲームは古典的な西洋ファンタジーの2DサンドボックスRPGということです。雰囲気的にはCreaやTerraria、Starboundと同じジャンルのゲームかな。挙げた3つとも所持していますが時間をかけてプレイしているのはCreaだけなので、Creaとの比較が多くなると思いますのであらかじめご了承ください。

 なお2017/12/09現在「Early Access(早期アクセス)」となっています。2017/12/07に発売されたばかりで今後ゲームの開発進捗により価格も上がっていくそうです。まだ出たばかりで不具合や物足りない部分などもあるかと思います。購入しようと思われる方は今後どうなるかわかりませんので、その辺りを理解の上で判断してください。

 キャラメイクは10種族から選択でき性別、髪型、目、口、肌の色、髪の色、目の色をカスタマイズ可能です。種族による能力差は不明です。Misc colorsはそれ以外の部分ですが、種族により変更できる部分が変わってくるのだと思いますので割愛。

 残念なのはキャラデザインがあまり可愛くないこと。Creaをはじめ先に挙げたゲームはその辺り可愛かったので、ここはちょっと・・・私的にはかなり残念です。

 プレビューの上にある「Skip Tutorial」にチェックを入れれば基本操作などを学べる部分を飛ばすことが可能ですが、チュートリアルダンジョン内部には多くの素材・材料が眠っていますので初めてのプレイに限らず2回目以降も回って損はないと思います(チュートリアル自体は20分程度で終了します)。

 基本的な操作は一般的なゲームと同じですが、インベントリやスキルツリー、クラフトなどのキーの割り当てが独特な気がします。Creaに慣れてしまっているのでつい間違えてキーを押してしまいます。この辺りはオプションで変更できますので自分の好きなようにカスタマイズすることをお勧めします。

 チュートリアルでは操作関係や採取、簡単なクラフト、照明やドアへのインタラクト方法、戦闘方法などを学べます。このゲームは明りがない場所は本当に真っ暗となりますので松明の使い方、戦闘モードと採取モードの切り替えなどもショートカットを覚えておいたほうがいいです。なお暗い部分に素材・材料がありますのでくまなく探すことをお勧めします。

 チュートリアルダンジョンから脱出するといよいよ外の世界となります(上SS。少しだけモノを配置しています)。近くに湧水が出ているオブジェクトがありますが、このゲームは空腹度(食糧と水が必要)がありますので重要なものとなります。気をつけなければならないのは湧水の下の土を取ってしまうと湧水自体がなくなってしまいます(移転は不可っぽい)。十分に気をつけてください(自分が配置したオブジェクトの場合、真下の地面を掘ると回収されます)。

 とりあえず冒険と思い進むと、左右のどちらでも同じですが少し離れた場所にオオカミがいます。思った以上に難敵となりますので戦闘になった際はヒット&アウェイを心がけないとあっという間に死んでしまいます。死んだ場合はその場所に死体が残り、生まれ変わりポイント(上SSでいう右の鶏の右右隣)で復活します。持ち物は全て死体が持っていますので、死んだ場所にいき死体を漁れば持ち物は戻ります。ちなみに錫の防具を一部つけてオオカミと戦いましたが、ダメージ量が変わりませんでした(防御値は一部位につき1⇒20なんですけどね)。

 とりあえず簡単な拠点づくりや食料の確保をするようになりますが、ツールモードにしている場合、採取に必要な道具さえ持っていれば自動で切り替えて使ってくれます。土や石など地面の掘削は手前と奥があり手前は左クリック、奥は右クリックで掘ることが可能です(ただし少しバグがあり手前を掘ってもグラフィックが変わらない場合があります。一度メインメニューに戻れば大丈夫だと思います)。

 植物を採取すると種を入手できる場合があります。種はもちろん植樹・栽培することが可能ですが、植える前に地面を耕す必要があります(別途専用の道具が必要で、ツールバーに配置して切り替えて使用しないといけません)。最初、これがわからずに「種が植えられない」と思っていました。種にカーソルを合わせると育つまでの時間が表示されます。1時間とあればゲームをプレイ中の時間だと思われます(ゲームを起動してリアルタイムで1時間必要ということ)。時間はかかりますが、木材、食糧は必要なので必ず植樹・栽培しましょう(植樹した木を伐採した場合、木材が取れないバグがあるかも)。

 クラフトはジャンル毎に分別され数百のアイテムがあるそうです。クラフトは作業場(例えばワークベンチやなめし皮棚、糸紡ぎなど)が必要なものとハンドクラフト(H)があり、後者は作業場不要で作成できます。ただし基本的なものだけしか作製できませんので注意が必要。作業場が必要なものは作業場にカーソルを合わせ「E(インタラクトキー)」で押せばメニューが開きます。

 クラフトはProfession(専門職)の中に含まれ、収集(掘削、伐採、栽培、本草学)、加工(溶錬、なめし革法、機織り、製粉)、クラフティング(クラフティング、鍛冶、革製作、洋服仕立、クッキング、錬金)に分けられています。それぞれにレベルがあり、レベルが上がることで新しいレシピが解放されていくようになっています。1つわかりにくいのですが、キャンプファイア(たき火)の上で「E」を押すとお肉が焼けます。鶏、うさぎ、ネズミなどから肉を得ることが可能ですが、当たり前ですが生肉(Raw meat)です。一応生肉でも食べれましたが焼いたほうがいいかと思われます。

 またキャラクターにもレベルがあり、こちらは戦闘したりProfessionのレベルを上げることで経験値を得ることが可能。それによりタレント(才能)を開花させるためのポイントを得ることが可能です(スキルツリーがあります)。一般、防御、運動性、片手武器の分けらています。振り分けによりキャラの個性が出せるのではないかと思います(レベルがどこまで上げられるかわかりませんので、レベルキャップがあるならば個性が出るでしょうし、ないようであれば最大レベル時にはみんな同じになるでしょう。EAなので今後の展開によります)。

 戦闘についてですが、非常に「もっさり」しています。これは非常に残念な部分。Creaの戦闘が非常に良いため、その落差に愕然としてしまいました。もっと爽快、快適なアクションゲームにしないと、この部分だけで評価が下がってもおかしくありません。まだEAなので仕方がないと思ってはいますが、このせいで敵と戦うのが億劫になってしまいます。

 地図(M)を開くと他の地域などがあるようですが、まだ始めたばかりで解放されていないため詳細は不明です。サイドビューマップの終端に行くと他のマップに行くことが可能でした。隣でなくともある程度好きに行けるようです(中央にある村のようなところに行ってみましたが、すぐにオオカミがいたので逃げ帰りましたが)。地図には村のようなもの、神殿ぽいもの、洞窟、森などがありますので場所により色々と楽しめるようになるのではないかと思います(お金の存在もあるので村にいけば売買などができるかも)。

 クエストもあるようが詳細不明です(強力な敵、罠、貴重なアイテムなどで満たされたダンジョンを探検と説明にあります)。ゲーム内にある本を読み「Realms of Magic」の伝承を学ぶことも目的の一つっぽいです。

 日本語化についてですが、UEで作成されていますが、他のゲームと違ってゲーム内テキストが纏まっていません。またpakファイルをアンパックしても.uassetファイルばかりなので私にはお手上げ状態です。今後、変更があるかもしれませんが、現状不可能です。

 最後に、大事なことなのでもう一度書きますが、まだEarly Access(早期アクセス)です。バグなどは普通にありますので購入する場合は、その辺りを理解の上購入しましょう。