Tibetan Quest: Beyond the World’s End

 いよいよIndieGalaでの販売も残り1日弱となってきたバンドル販売のHidden Object(非表示のオブジェクト)アドベンチャーから「チベットクエスト:世界の果てを超えて」の紹介です。日本語対応です。

 前回紹介したものとはガラッと変わり完全に人間の世界のお話。シャングリラの神秘な街へと向かって行方不明になった姪っ子を助けにいくオバ様が主人公です。オバ様自体は画面に出てきませんが、まだ彼氏とかのほうがよかったと思うのですが。

 コレクターズ・エディションなので本編「シャングリラの伝説」と後日談「ダワの復讐」の二本立てとなっています。当然後日談は本編終了後でないとプレイすることはできません。

難易度は3つ。普通、上級、エキスパート。難易度による実績の違いはないと思うので普通でもいいかもしれませんが、今回は上級でプレイ。普通との違いはアクティブな点が点滅しないということなので若干難しい程度。地図にもアクション可能な場所が表示されるのでエキスパートに比べるとかなりゲームは簡単になるかもしれません。

 そして恒例のゲームとは関係のないアイテム探し(今回はメダリオン、林檎、剣、スター)があります。この4つは最初から順番にクリアしていくタイプなので全部をプレイ中探し続けなくていいのは良かったです。とはいえ、章毎に移動できる場所が限られてしまうので先に進む前に全部見つける必要があります(実績解除に繋がるだけなので気にしない人は無視してOK)。

 とはいえ正直、このゲームとは関係のないアイテム探しは不要だと思うんですよね。ストーリーがしっかりとあるのだから、いらないことに気を取られてしまうのはどうかと思います。何かしらおまけ要素をつけたかったのでしょうが、私個人としては必要ないと思います。

 ゲームのメインである隠しアイテム探しは少し面倒なものが多かったと思います。というのも、ワンアクション(たとえば他のアイテムを組み合わせる)してからというのは別にいいのですが、時間によってアイテムが交互に変化するものが多く大変見つけにくく時間ばかり要しました。

 ミニゲームはそこまで難しいものはなかったし、アイテム利用の謎もそこまで難しいものはなかったので、隠しアイテム探しを少し難易度を上げてやれという感じなのかもしれません。メダリオン等探しを無視すれば3~4時間でクリアできるボリュームなので、プレイ時間を調整するためかもしれませんね。

 ただアイテム利用の部分については大雑把過ぎる気もしました。少し不条理を感じる部分が多々ありました。これは表示されるメッセージをきちんと読んでいないと余計にそう思ってしまうかな。ただの説明の部分もありますが、謎を解くための意味のあるメッセージの場合もありますので流さずに読むことが必要です。

 今回は後日談まで含んで6時間でのクリアとなりましたがバンドルで購入したものの1つとすれば値段相応かなと思います。ただ通常売価(980円)で購入だとちょっと割高に感じます。満足度が少し足りないのもそう思わせる原因の1つだと思います。

 ゲームクリア後にはエクストラ(上SS)の「ミニパズル」と「アイテム探し」が解除されます。ゲーム中に行ったものを再度プレイできるというだけなのであまり意味はないと思います。

 立て続けにHidden Objectアドベンチャーをプレイしてきましたが、このメーカー(Brave Giant LTD)のゲームは人間が実写っぽいのがちょっと嫌かな。なんだろう、世界観が壊しているような気がするんです。魔法があったり、神秘的な力があったりする中で「現実」が混ざると違和感を感じるというわけです。アニメの中に実写が混じるのと同じ感じですね(あくまで個人の感想です)。