SSE: XP32MSSE+FNIS導入方法
昨日、記載したXP32MSSE+FNISの導入方法を記載します。前記事で記載した通り、ベースはMO2(+Plugin)でXP32MSSE+FNISのみNexus Mod Manager(NMM)を使うと言う変則的な方法です。MO2だけでインストールは出来ますが、GenerateFNISforUsers.exe使用時にエラーでフリーズしたりMO2が終了したりとかなり不安定になるため、このような方法を取っています。
NMMを使用されている方はこの記事は読む必要はありませんし、MO2だけでやるんだ!という方にも不要だと思います。なおMO2だけでやろうと思えば、XP32+FNIS、その他アニメーション(ポーズ)ファイルを直接SSEのDataフォルダへマニュアルでインストールすればOKだと思います。NMMを使う意味はいざという時に簡単にDataフォルダを元に戻せるという点につきます。
0. 用意するもの
Mod Organaizer 2 + Plugin(MO2)Mod Organaizer 2.0.8b インストール済みとします- Nexus Mod Manager(NMM)インストール済みとします
- XP32 Maximum Skeleton Special Extended – XPMSSE(XP32MSSE)
- FNIS Behavior SE(FNIS)
- FNIS Spells SE
- Belt-Fastened Quivers (必要があれば)
- アニメーション(ポーズ)MOD(お好きなものを)
※SLEのものを使う場合は別途SSE版CK付属のHavokBehaviorPostProcess.exeが必要となります。
1. インストール順序
NMMを起動し、Belt-Fastened Quivers (必要があれば)、XP32MSSE、FNIS、FNIS Spells SE(必要があれば)、アニメーション(ポーズ)MODの順番でインストールします。
Belt-Fastened Quivers、FNIS、FNIS Spells SEは特にオプションはありませんのでスムーズにインストールが終了するかと思いますので説明は省きます。
1-1. XP32MSSEのインストール
Belt-Fastened Quivers(必要があれば) をインストール後、XP32MSSEのインストールに入ります。オプションが多少ありますので好きなように設定してください。
※以下のインストール画面はMO2ですが、NMMも基本的に変わりません。
最初の画面は説明なのでそのまま「次へ」を選択。
Skeletonsの選択。もし、Belt-Fastened Quiversをインストールした場合は「XPMSE – BFQ」を選択し、インストールしなかった場合は上の「XPMSE」を選択します。
Skeleton Rig Mapの説明としては「アニメーションを適切に再生するために必要なファイルをインストール。これはBBPとTBBPだということみたいです。私は一応チェックを入れています。
ここも選択肢はありませんので「次へ」で進みます。
クリーチャーの骨格を選択できますが、特定のMODSと競合する場合があります。その場合はMODS作成者からサポートを受けてください(みたいなことが書いてあります)。私はクリーチャー関係のアニメーションをインストールする予定がありませんでしたので全てチェックを入れています。以上でインストール終了です。
続いてFNIS、FNIS Spells SE(必要があれば)をインストールしてください。FNIS Spellsは動作確認用にインストールします(不要になったら後から削除すればOK)。
1-2. GenerateFNISforUsers.exe実行
NMM上で今インストールしたものを全て有効化します(以下SSのポーズ部分は無視してください)。
NMMのフォルダに工具の書いてあるアイコン(検索窓の右横)をクリックして、Launch FNISを選択します。フォルダーの参照が出てきますので、¥SteamLibrary¥steamapps¥common¥Skyrim Special Edition¥Data¥toolsを指定します。これでLaunch FNISのアイコンに色がついたと思います(フォルダを間違えた場合は、Launch FNISの上で右クリックすればOK)。
Launch FNISをクリックしてGenerateFNISforUsers.exeを実行します。プログラムが起動したら中央にある「Update FNIS Behavior」ボタンを押してください。
男女共通モーションを別々にした場合は「GENDER Specific Animation」にチェックを入れてください。もし、BBP使用時、たいまつ、盾、キャスティング移動・スニーク時の魔法モーションが正常に動作しない場合は「SKELETON Arm Fix」にチェックを入れて更新。
少し待つと終了するので最後に「Consistence Check(整合性確認)」ボタンを押し、終了したらExit(退出)して終了です。
これで基本的なプログラムはインストールされましたので、MO2を起動して、インストールが成功しているかどうか確認をしてください。
上記のようにMO2管理外にNMMでインストールされたものが表示されます。右ペインのesp一覧のチェックが入っていなければ必ずチェックをしてください。これで動作確認ができましたらアニメーション(ポーズ)MODをインストールします。
2. アニメーション(ポーズ)MODインストールおよびコンバート
SLE用のアニメーション(ポーズ)MODはそのまま使えないのでコンバートが必要になってきます。SSE版Creation Kitに入っているHavokBehaviorPostProcess.exeが必要になりますので別途入手してください。
bethesda.netからLauncherをDL、インストールして起動。左のアイコンの3番目がCreation Kitのなりますので、そこからインストールするようになります。なお、BethesdaのIDが必要になりますので取得してください。
HavokBehaviorPostProcess.exeは¥SteamLibrary¥steamapps¥common¥Skyrim Special Edition¥Tools¥HavokBehaviorPostProcess¥内にプログラムがありますが、コマンドラインでの実行となります。多数アニメーションがあると非常に大変ですので、SkyrimMOD作成wikiにある「フォルダ内のアニメーションファイルを一括で64bit版に変換するバッチ」をDLして使用してください。
使い方は簡単で、解凍したアーカイブ内にHavokBehaviorPostProcess.exeと変換したファイル(.HKX)をコピーして「ConvertAllHKXTo64bit.bat」を実行するだけです。ファイル数により終了まで時間を要しますが、あっという間だと思います。
アニメーション(ポーズ)MODについてはMO2でインストールしても構わないと思いますが、一度入れたら外さないと思うし、ON/OFFのたびにNMMからGenerateFNISforUsers.exeを実行しないといけないので、NMMで一括管理したほうがいいと思います。
インストール手順としては、NMMでアニメーション(ポーズ)MODをインストール、.HKXファイルを取りだすか、そのフォルダにHavokBehaviorPostProcess.exe、ConvertAllHKXTo64bit.batをコピーして実行し変換。必要なアニメーション(ポーズ)MODのインストールが終了したらGenerateFNISforUsers.exeを実行して終了となります。
MODの中にはespを含むものもありますのでMO2でespのチェックを確認してください(OFFならONにする)。
3. 最後に
こんな面倒なことをせずにNMMで管理すればいいじゃんっていう声もあるかと思いますが、MOの左ペインの手軽さは手放せないのですよ。NMMに相当するものが追加されたら一気に変更できるんですけどね。