Endless Fables: The Minotaur’s Curse
日本語タイトル「終わりなき寓話:ミノタウロスの呪い」というHidden Object(非表示のオブジェクト)ADVです。ミノタウロスという名前が出てくる通りギリシャ神話が元になっている部分もあります。一部ギリシャ神話の知識っぽいものが必要ですが適当クリックでクリア可能なので、そう構えることもないと思います。
コレクターズ・エディションということでいつものように本編とボーナス編があります。ボーナスは本編終了後にアンロックされます。本編はミノタウロスを倒す話、ボーナスはペガサスを救い出す話となっています。
難易度はいつものように3段階+カスタム。難易度による実績解除はありませんのでカジュアルで十分だと思います。
実績の方は本編とは関係のないオブジェクトを見つけ出すものが8種類もあります。しかもボーナス編を含めてとなっています。正直、この数の多さは勘弁してほしかったかな。いつも実績を確認してからプレイしているのですが、最初にこの多さを見たときから実績は諦めていました。運よく見つかって1つでもクリアできたらラッキーかなと。正直、ストーリーに集中していると関係のないオブジェクトなんて目に入りません。
そして面倒なのは「ミニゲームをスキップせずに○○秒以内にクリアする」というもの。後はアイテム探しを45秒以内にクリア(しかも3回)とかね。最近プレイしたどのHidden Objectよりも実績解除の難易度が高かったと思います。大体90%以上の実績解除ばかりでしたが、これだけは70%ちょいという結果でした。
ミニゲームにしてもアイテム探しにしても難易度が少し高い気がしました。ヒントは一切使わず、スキップもせずにクリアしていますが、ゲーム本体を3.5時間でクリアできていますので本編+ボーナス編が如何に短いかがわかると思います。
本編と関係のないアイテム探しを沢山盛り込むぐらいなら、もっと本編に力を入れてほしかったというのが本音です。ギリシャ神話系は好きなので本当にもったいないなぁと思います。
本編の話をしていませんでしたが、ミノタウロスの復活をさせようとしているカルト集団に立ち向かい、アリアドネの末裔としてミノタウロスを倒すようになります。アリアドネの末裔の能力として特殊な糸を使い金を溶かしたり、石化を解いたり、幻を中和したりできます。
とは言え、それぞれの能力はクリアまでに2~3回ずつ使う程度だったりします。他のゲームでも同じようなものなので、ストーリーにうまいこと組み入れていくことが難しいという部分とそんな能力あればもっと簡単にクリアできるんじゃない?っていうのも出てくるから少なめになっているのかもしれませんね。
それといつものどんでん返しがなかったのが逆にビックリでした。いつもなら、頼んできた人が実は悪の張本人だったりとか、主人公をうまいこと使っておいしいところは独り占めとかね。そういうのがない素直なお話でした。これはこれですっきり終われてよかったです。やはり身近な人が裏切るのは辛いですし。
Hidden Object初心者にお勧めします。