Foundation 序盤

 前回紹介した「Foundation」、街づくり系が好きな私はちょっとハマってしまいました。難易度は思った以上に高く序盤でさえやり方を間違えると積んでしまう可能性があります。まだそこまでやりこんでいるわけじゃありませんが、序盤ある程度成功したやり方をちょっとだけ紹介します。

 マップは「丘、沿岸、河川、山岳、渓谷」の5種類があります。それぞれ特徴があります。

  • :内陸部のため水辺は一切ありません。つまり漁師関係が役立ちません。その分少しだけベリーが多めな感じ。
  • 沿岸:海岸沿いです。ただ浜辺があるのは一部でその他は断崖絶壁が多め。海には近場に漁場があります。内陸部はベリーが固まっている場所あり。
  • 河川:入り組んだ川が流れている場所。平地が多く一見よさげですが、川の上には何も建設できないので注意。
  • 山岳:海に面した断崖絶壁のある山の上のほうの開発は困難かもしれません。
  • 渓谷:中央に川が流れており、漁場もありはするものの起伏が激しい。

 全てのマップで好きな場所からスタートできるわけではありません。最初にある程度決められた場所からとなります。気を付けなければならないのはベリーと石があるかどうか。森林はどこでもあるのであまり気にする必要はないでしょう。序盤は食料がベリーしかないためそのあたりを考えて場所を選ぶ必要があります。

 スタート地点を決めたら、最初にすることは「村の中心地」を設定することです。この中心地には少しだけ資材が置いてあります。道具(Tools)以外は選択した地域に採取地があれば入手できます。道具についてかなり後になってから自分で作成することもできまし、交易(Trade)を通じて入手することも可能です。

 序盤はクエストがあり、それに沿ってプレイしていきます。現在はまだアーリーアクセスのため今後どのようになるか不明ですが、クエストより先に勧めてしまうとクエストの終了に少し時間がかかる場合があります(今のところ終了までに少し時間がかかる程度)ので注意してください。

 最初のクエストは伐採所(LUMBER CAMP)の設置です。次のクエストは村人に建築士(Builder)を設定しなければなりません。このゲームは仕事場を作ったからといって自動的に仕事へ振り分けはされません。左下のアイコンから村人の一覧を表示して名前の横にある部分をクリックして職業を割り当てる必要があります。伐採所ができたら同じように木こりを割り当てる必要があります。そして、木々を伐採する範囲をペイントして決定します。このペイントという作業が他のゲームではなかなか見ないシステムです。色付けされた部分のみ採集の対象となりますし、ペイントしなければいくら木こりを割り当てても何もしてくれないので注意しましょう。

 同じ要領で次は「ベリーの生産(採取)」となります。同じように建物を作り、村人に職業を割り当て、採取する場所を指定する。ここまで1つの流れとなりますのでよく覚えておきましょう。なお、ベリーは3つぐらいがワンセットで生えていますが、これに2つの採取小屋から取りに行かせると枯渇してしまいます。3つぐらいで1つの採取小屋と覚えておくといいかもしれません。

 次は穀物倉庫(Granary)の建設にかかわるクエストです。順番にやっているからいいだろうとプレイしていると実は大きな落とし穴があります。この穀物倉庫を作るには「石」が必要となってきます。つまり、先に石を集める必要があるわけです。これも採取小屋と同じ要領となります。

 石が揃ったらいよいよ穀物倉庫の建設です。採取小屋にも貯蔵はできますが、一定の数までしか貯蔵することができません。そのため、それを超えるものは穀物倉庫へ保管するようになります。ベリーの他に魚や小麦、小麦粉など食料に関わるものを保存できますが1つの穀物倉庫には最大4種類、400個までしか保管できませんので注意してください。穀物倉庫ができたら運び屋(Transporter)を村人に割り当て、倉庫の1区画にベリーを指定すればクエスト終了となります。

 続いて井戸、マーケットを作り、村人の地位を新規参入者から農民にする必要があります。井戸は特に割り当てはありませんので気にしなくて構いませんが、マーケットは市場担当者を設定しなければいけません。また売るものをしっかりと設定しましょう(マーケットをクリックして販売するものを設定します)。

 このクエストが終了するといよいよ居住区を指定できるようになります。このゲームは他のゲームと違って居住区は好きに建設することはできません。範囲だだけを指定し、あとは資材と建設士がいれば指定した範囲内に勝手に家が建っていきます。ペイントモードにすると居住に適した部分が緑色で表示されます。

 少しすると左上に「Unlock the 倉庫 from the 労働者 Estate Panel(だったと思う)」が表示されると思います。ここはまだ未訳のため分かりにくいかと思いますが、画面上部にある資源の横の3つのパネルのうち一番左をクリックして「倉庫」とある部分をクリックしてくださいということです。これで「倉庫」が利用可能になります。倉庫は木材や石などを保存する場所になります。これも穀物倉庫と同じく最大4種類400個まで保存することができます。

 この辺りからクエストは補助的なものと考えて構いません。最初に作った伐採所のため木材が枯渇していきます。そのため植林作業所を作り植林をしなければなりません。しかし、それを作るためには板が必要になりますのでまずは製材所が必要になります。何かを作るときには何が必要なのかをしっかりと把握し、順番を考えながら作っていきましょう。

 この時点で抱えているクエストは村人の地位を平民にすること。そして交易ルートを解除して道具(Tools)を入手することです。前者はヒントも何もなくてどうやればいいのか結構悩みました。後者は解除に必要な板さえできれば即座に解除できます。平民にすることはしばらく無視して、まずは資材の安定供給を考えていきましょう。取引の注意点として在庫がかならず倉庫にないと取引が成立しません。

 交易ルートを開通すると無料の領土が1つ貰うことができます。最初に指定した周囲の1つを指定します。やり直しはできませんので慎重に選びましょう(もしくは保存してからやり直しが出来るようにしましょう)。

 この頃になると特使が村に現れます。王様か、聖職者か、人々か、それとも誰も助けないかが選べ、上3つはクエストが発生します。内容はその時に入手できる食料などを納めることです。クエストを達成することで通常得ることのできないエステートパネル(倉庫を解除したボタン3つ)の左の数値を上げることができます。もちろん、食料を要求されると場合によっては非常に苦しい場合もありますのでスルーしてもいいでしょう(特使は何度でも登場します)。なお、この在庫は「穀物倉庫」内になければカウントされないので注意してください(期間はそこそこあります)。また200ゴールドもの大金もいただけるので結構おいしいクエストとなっています(報酬を受け取るときにはお金の上限に注意。最初は200ゴールドは大金なので気を付けないと溢れてしまいます。その分は捨てることになるので300ゴールドを下回ってから受け取りましょう)。

 先を焦ってもあまり意味はありませんので、この時点で黒字でやりくりできているか予算を開いて確認をしてみましょう。取引による収入は最初の近隣都市だけだとベリーか板ぐらいしかないと思います。ベリーは村民の食料となりますのであまり売らずに保存しておくほうがいいです。厚板は森林の植林さえすればほぼ無限に生産できますのでとりあえずこちらを売るほうがいいでしょう。1週間を通して黒字であれば問題ありません。施設をたくさん作ると維持費でマイナスになりますので収支のバランスを考えてつくりましょう。

 さて、平民にするためにはどうしたらいいのか? これは素朴な教会を建設することで解決します。ただ早く平民にしたからといって新しい建物が開放できるわけでもないため、どの段階が正解なのかは各々で試してみてください。私は3つぐらいまで領土を開放した後、領主の館を作ってお金の上限を増やしてから建てました。黒字経営が出来ているとお金の上限がどうしてもネックになってきてしまいます。3つ目の土地は有料かつさらに領地税を取られますが、場所がなければ住居も施設も拡張できませんし、ベリーが少ない場所であればベリーを求めて広げるのもありでしょう。幸いこのゲームは資金がマイナスになってもゲームオーバーにはならないので領地を広げて黒字を目指すのもありかもしれません(お金がない状態だと新しい建物が建てれないだけです)。

 素朴な教会を建設すると農民から平民になる村民が現れ、それにより更なる施設が登場します。実際のところここからが本番で如何に黒字を続けていけるか、また悪天候が訪れたときに乗り切れるかがポイントとなります。これからが恐らく序盤の大きな山場となるのではないかと思います。しっかりと食料を貯蔵しつつ黒字化を目指していかなければいけません。

 漁業ができない内陸部だった場合はパンを早い段階で作れるようになる必要もあるでしょう(それにはかなりの施設が必要なりますので、ベリーをたくさん確保できる状態にして悪天候などを乗り切れるだけの状態にする必要があります)。

 またエステートから新しい施設を開放するための「豪華さ(きらめきアイコン)」はそれに関係するパーツを追加することで得ることができます。平民の数は増やすことができても「豪華さ」はかなり溜めにくい(お金がかかる)のでゆっくりとプレイしてためていきましょう。