リディ&スールのアトリエ

 不思議シリーズ3部作最後の1つ「リディ&スールのアトリエ」。双子の少女が主人公となる今作。この作品でソフィー&プラフタの物語も完結するだけでなく、コルちゃん、フリッツさん関係のお話もちゃんと回収されます(もっと言えばルアードもね)。ソフィーが好きならフィリスのレビューでも記載しましたが、ソフィー1,2とクリアし、フィリス、リディ&スールとクリアすると楽しめるゲームだと思います。

 双子が主人公となった今作ですが、どちらかを選択して進めるというわけではありません(エスカ&ロジーとは違います)。2人で1人という感じなので1人をクリアしてもう1人をということはありません。そして、今回の舞台はサブタイトルにもあるように「不思議な絵画」となります。もちろん、全てではなく現実の舞台と半々ぐらいかな。フィリスのように旅がテーマではないため移動もファストトラベルに近いため移動は非常に楽(メインの町も全てファストトラベルできるので町中でさえ行ったことがない場所の出てきたり。しかし、これが落とし穴で序盤でほしかったアイテムが町中で入手できるのでゲーム開始時、一度は全部の場所を見て拾えるものをチェックしておくといいかも)。

錬金システム

 錬金システムは絵画にちなんで、パネルを色で埋める形となっています。一度、埋められたパネルに他の色を重ねた場合、重ねられた部分だけ変化する形となっています。そのためなのか標準の錬金釜の大きさが4×4と小さく設定されています。それを補うのが「触媒」というアイテム。それを使うことにより釜のサイズを大きくしたり、下で説明するボーナス/オーナスが違う錬金窯にできます。触媒は一度使うと消費されますが、採取したものと調合したものとがあります。全てが触媒になるわけではなく一部のアイテムだけが触媒となることに注意してください。なお最高の触媒は「賢者の石」です。触媒用の賢者の石を作るのも最終的には必要なこととなります)。

 またパネルにはボーナス/オーナスパネルも存在し、さらには活性剤というアイテムも活用し錬金をしていくことになります。ボーナス/オーナスパネルは惑星シンボルが表示されているパネルでレベルのアップ・ダウンができ、それ以外のシンボルで品質、レベル上限のアップができます。上図で言えば、太陽シンボルは青に影響します。-3/-1が存在しますが、そこへ配置されればそのシンボルに描かれた色が影響を受けます。今回の場合、太陽シンボルへ配置すると青がその分差し引かれます。逆に木星に似たシンボルは緑に影響を及ぼします。錬金するアイテムに含まれない色は無視されるのでマイナス表記であっても右リストにそのシンボルがなければ配置しても問題がないということです。

 活性剤はチェンジ(特定の法則によって色を変化。右図参照)、隣接塗り替え、全塗り替え、成分染色、挟み込み、再使用と種類があり、塗り替え系はそれぞれの色に応じた活性剤が必要になります。これらのアイテムは採取または調合で入手することになります。アイテムの中にはこの活性剤がなければ高い効果を出せないようになっているものもありますので、使えるようになったらアイテムの採取と調合をしっかり行いましょう。

 ちなみに最初は標準釜で十分だったります。素材についている色自体が1~2個しかないので標準釜の16パネルすら埋まりませんから。

 今回の錬金システムは悪くはないのだけど、最初は物足りない気がするかもしれません。ただリディ&スールが錬金術が下手で最初は錬金術をうまく扱えないことを考えればいいアイディアなのかも? そういうこともあり、特性の引継ぎも錬金レベルに応じて増えていく形になっています(フィリスの各アイテム毎に熟練度があり、それに応じて引継ぎ数が決まっているよりはかなりマシ。あのシステムは不要なアイテムを作らないといけないので面倒)。

装備 & 戦闘

 武器と防具は鍛冶屋、装飾品は錬金窯で作成となっています。特徴的なのが武器の特性。材料についている特性は無視され、別に作成する武器パーツ(コアとサブ)を武器に取り付けることで特性を付加します。少し手間がかかるもののこの武器パーツは取り外すことができ、新調した武器に再利用できる点。防具に関しては材料についている特性なので注意(武器用は素材の品質を上げたものがいいかも?)。

 装飾品はその時点で高品質のものを作って装備しなおしていけばいいかなぁと思っています。私はあまりこだわってはいませんでした(絵画の世界では戦闘中に一部の属性耐性がないとダメージを受ける場所もあった気がしますが完全無視していました)。武器パーツのシステムは個人的には良かったかな。ただ面倒で新しいものを作らないで拾ったものや中盤ぐらいで作ったものを使いまわしていましたが( ´艸`)。最終ボスやパルミラなどと戦う時に作り直したぐらいかも。

 戦闘はコンビネーションバトルやバトルミックス/エクストラミックスがあります。前者はともかく後者はレシピが必要なものもあったり、素材が必要なものは使用回数0(素材そのものの場合は消費)になるので私はあまり使わなかったかな(野望ノートでしなければならないものを除く。コルちゃんの補充が使えるようになっていれば使用回数0は元に戻ります。とはいえ、お金がかかるのよね。つまりそれもあって使わなかっただけともいう)。

ストーリー

 不思議シリーズ集大成ということで、ソフィー&プラフタは当然として、コルネリア(コルちゃん)、前作の主人公フィリスやリアーネ、そしてイルメリアが双子の師匠として登場することがシリーズを通してプレイした私としては嬉しくてたまらなかったかな(パメラさんはどのシリーズにも出てくる方なので除く)。ただ、今回は錬金術そのものが大きなテーマになっていることもあり、パーティーメンバーはマティアスを除く全員が錬金術師(フィリスは弓使いになっているので少し立ち位置が違うけど)なのが少し残念。せっかく登場したドロッセルやコルちゃんもパーティーメンバーになってほしかったかなぁ。

 物語は前作のフィリスとは違って1つの大きな軸に沿った物語で展開されます。フィリスは超序盤の試験合格までは軸があったもののそれ以降はオープンワールドになっていたのでわかりやすくなったかもしれません(移動の問題さえなければよかったのですが)。野望ノートを埋めつつ錬金ランクを上げていくことで物語が進んでいきます。ただ早解きを使用にもトゥルーエンディングには各主要キャラの物語も完結させないといけないため、個人的には錬金レベルと冒険者レベルをしっかり上げつつプレイしていけばいいかなと思います。なお錬金ランク試験とロジェの要求してくるクエストは基本最高ランクでクリアしておいたほうがいいそうです。

 それでも中盤まではそこそこのペースで進むかも? その序盤でようやくソフィー&プラフタが登場しますが、その登場の仕方がかっこよく、この不思議シリーズを続けてプレイしてきた私には感動ものでしかなかったのですよね。ソフィー1のパッケージのイラストではかなり幼い感じだったソフィーが本当に大人になっているのがなんとも言えないのです。フィリスも4年経って背は伸びて大人っぽくなりましたが、フィリスに登場していたメンバーの影響を受け、言動がおかしくなっている部分も( ´艸`)。これはこれで面白いのでいいのですけどね。

 コルちゃんが登場したことでアイテムの補充や複製ができるようになったのが非常に楽になったものの戦闘でアイテムをガンガン使ってお金が全然たまらないのがしんどかった。最初はあまり重要視していなかったのですが、掲示板クエストでお金を得られるものや簡単にクリアできるものはどんどんやっておきましょう。特に右下の赤依頼は野望ノートを埋めるためのレシピ解放につながるものもあるのでやっておきましょう(強敵だと思ったら受けてから依頼をキャンセルするのもあり)。余談ですが、錬金術依頼は素材そのものの特性を付加させるものもあるので注意(これで少しハマった)。

最後に

 書いていませんでしたが私がプレイしたのはDXではないもの。物語には関係しないのでDXが発売される前に購入された方もソフィー1から通してプレイしてほしいゲームです。私は不思議シリーズとルルアしか通してプレイしていないのでわかりませんが、かなり面白いと思います。

 ライザも購入しているもののまだ積んだままなので今後プレイしますが、紹介レビューなどによるとライザより歯ごたえがあるそうなのでライザが物足りないと思ったり、キャラに魅力を感じたら是非ともプレイしてほしいです。

 どこかのアニメ会社がソフィーから通して4クールぐらいでアニメ化してくれないかな? 「不思議の時代のアトリエ」という名称で是非とも。エスカ&ロジーはアニメ化されたのになぁ。