Residual

 Steamのタグではオープンワールドサバイバルクラフトとなっていますが、どちらかといえばアクション性の強いアドベンチャー+パズルのように思えます。確かにサバイバル要素やクラフト要素はありますが、とってつけたような感じもします。

 サバイバル要素は食べ物というより環境によるものが強いイメージで、クラフト要素は採掘機や惑星を探索するうえで必要なものを作れる程度かなと。木は切り倒すことができるものの地面は特定の場所しか破壊できない感じ(まだ序盤なのでわかりませんが、掘るようなアイテムもない)。

 さて、物語は小惑星地帯の偵察来て、その小惑星に衝突した主人公が不時着したところか始まります。最初は故障したコンピュータを修理したりします。なお船内にあるEDPでは採掘機などいくつかのものをクラフト可能(ナノボットは画面左上に残数があります。最初は15ほど所持)。

 基本的に左上に記載されている目的をこなしていくことになります。当面の目的は「グラファイトの発見」。これはすぐには見つからないのでまずは地下に入るための場所を探すことになります。それが見つかってもなかなか探検は楽にはなりません。宇宙服のエネルギーがすぐに切れてしまうので行った来たりの繰り返し。転送装置があるのがせめて救いですが、ワールド的には狭いため仕方がないのかもしれません。

 後、アイテムの説明が簡単すぎてわかりにくい部分もあります。何をするためのものなのかが手探りでそれがさらに難易度を上げている気もします。それとバグのようなものがあるかも? あるものを修理するのにナノボットが必要なはずなのですがなくても修理できてしまいます。バグなのかアップデートの際に不要にしたが表示を変更にしていないのか?

 ワールドの左右は狭くすぐに端に到達します。その端には柱がありますが、それが何をするものなのかの説明もありません(ここで直接的な説明はなくとも、地下に過去の住民の残した情報がわかりやすく見つかればいいのですが、それすらも隠されているよう)。最終目標は宇宙船の修理と脱出だと思うのですが、わけのわからないまま不自由な探索を強いられるのは面白味にかけます。

 とにかく拠点(墜落した宇宙船)と地下を往復して謎を解くことの繰り返しになっているのがイマイチ感を出している要因。謎というほどのものはありませんが、もう少し探索できるだけの余裕が欲しいかも。オープンワールドサバイバルクラフトと思って購入したので余計にそう思ってしまいますね。

 後、デフォルトのフォントの文字が読みにくい。上SSは左半分がフォントを置き換えたもの、右が標準フォントの画像。フォントそのものが使用されているのですが、ゲーム内の処理の仕方で輪郭がぼやけてしまいます。いろいろとフォントを試した結果、PixelMPlus12がぼやけることなくきれいに表示されました。

 また日本語対応ですが、機械翻訳ぽい感じだけど、意訳ぽいところもあり、とても不思議なものとなっています。また一部翻訳がされていない箇所(そもそもデータすら入っていない)もあったため、自前で不足分を足して一部は翻訳を変更してプレイしています。