Wheels of Aurelia

 イタリア70年代を舞台にした落ち着きのない女性Lellaの物語。Via Aurelia(アウレリア通り)というイタリア西海岸を運転しながら同乗者との会話をしながら目的地にいくビジュアルノベル+ドライビングゲームのようなものかな。

 1回のプレイは15分程度で終了し全部で16のエンディングがあるそうな。同乗者は途中でヒッチハイクしている人物を乗せたりすることで変化し、また途中レースのようなイベントもあります(ヒッチハイクの人は無視することも可能)。その間も常に会話があるのでちょっと忙しい。

 運転は左右のみである程度は自動(カーブなどはある程度道に沿って移動)ですが、多少ずれてくるのでそれは修正してやる必要があります。スペースで加速できますが、これは前方に車がいて追い越すときやレースの時に使うぐらいかな。対向車とぶつかって大破はないと思います(普通にプレイするとそういう冒険はしないので未確認)。

 会話は上下で選択肢を選ぶことが出来ます。上SSの黒帯部分がセリフを選択している途中で、その上にタイムバーが表示されます。それが無くなると決定という形になりますが、他の選択肢を選べばタイムバーは初期化されるので慌てる必要はありません。

 上SSの左が主人公で右はオルガですが、このオルガも場合により途中下車してしまいます。会話やヒッチハイクの選択肢でエンディングが変化していくのだと思いますが、どこがフラグになっているのか何度もプレイして見極めないと全てのエンディングを確認することはできないのではないかと思います。

 個人的には運転自体はなくてもよかったのではないかと思います。もっと会話に集中させてくれたらよかったかなぁと。そもそも運転にそこまでの意味があるわけではない(と思いますが、レースになった場合に勝てばエンディングに影響するなら意味があるのかもしれない)。ただ1回プレイが15分程度というのは嬉しい。短時間で1プレイできるのであれば1日1回プレイしていけばいつか全てのエンディングを体験できるかもしれませんからね。

 最後に日本語化は上記の通り可能ですが、セリフは外部ファイルにありますが、それ以外はちょいと面倒な部分にあります。肝心のエンディングも面倒な部分にあります。フォントは画像フォントとなっていますがFontMBMakerは元フォントを作らないといけません。なお、会話周りはある方が翻訳されたものを頂きました(現在は非公開)。ありがとうございます!