ウィンターホールドへ
ウィンターホールド大学へ向かう前に酒場「バナード・メア」に顔を出すことにした。
夜遅くということもあり、ホワイトランの住民が集まっていた。各々と少し話をしていき、ヴァレンシアと話をしたら吟遊詩人のミカエルが彼女を口説き落とすと吹聴しているそうな。それだけならいいのだからその内容が「生粋のノルドはどんな獣も屈服できる」と。なんて失礼な奴! ヴァレンシアでなくても怒るのは当たり前だわ。ヴァレンシアにミカエルと話を付けてくるわといい、ミカエルのもとへ向かった。
ミカエルは近くで歌っていたが、それを止めさせヴァレンシアの話をする。ミカエルは自身満々に「あの気性の激しい未亡人は自分のものだ」と言い放つ。いやいや、ないから。あんまり大げさにしたくはなかったので説得を試みたが言い方が優しかったのか気にも止めていない。
仕方がなく武力に出ることにした。先日はケマツに尻尾を巻いてしまったが拳での殴り合いであれば私にも分があるだろう。思った通り日頃歌を歌っているだけの吟遊詩人に負けはしなかった。渾身の一撃でミカエルを倒すとヴァレンシアに手を出すなと念押しした。ミカエルは素直に負けを認めヴァレンシアに今後手を出さないと誓ってくれる。ヴァレンシアに報告すると喜んでくれてわずかだがお礼をくれた。
主人フルダに何か仕事がないか念のために聞いておいた。すると首長から「ヴァルトヘイム砦」に山賊が居ついたらしく山賊長を始末してほしいというものだった。ウィンターホールド大学に向かわなければならないが一応引き受けておいた。
そして、いよいよウィンターホールド大学へ向かうことにした。さすがに歩いて行くのは大変なので馬車を雇うことにした。思った以上に安価で数日後ウィンターホールドへ到着した。
雪深いウィンターホールドの北東へ目指す大学がある。多少なりとも魔法の強化をし、先日のようなことを繰り返さないようにしたいと思い大学への道を歩む。
しかし、その道を閉ざすかのように突如ドラゴンが現れる!
氷のブレスを吐くアイスドラゴンだ。ノルドは寒さに耐性があるとはいえ、いきなりのブレス攻撃は辛い。幸い、周りに衛兵もおり、みんなの力を集結してドラゴンに立ち向かう。空を飛ぶドラゴンに弓を射り、地上に降りてきたところを魔法で迎撃する。
ドラゴンも力がつきようとしていたが、こちらも魔力がなくなり、体力も削られ、ドラゴンと同様だったが、最後はダガーへ持ち替え渾身の一撃を加える。ドラゴンは断末魔を上げ倒れ込む。
今回は衛兵の助けもありなんとかなったが、これが荒野の一角だとしたら怖いものを感じた。やはり早く力を付けなければと再度思った。
こうしてようやく大学へやってきた。