禁じられた伝説 前篇

 サールザルで見つけた封印の書が気になり少し調査をすることにした。まずは関連する書物がないか大学へ向かう。幸いなことにアルケイナエウムに「失われた伝説」という本があり、その本によりかなりの情報を得ることができた。
 本によるとゴールダールという強力な魔術師が昔いて殺されたらしい。犯人は彼の息子の1人というものもいれば、ハラルド王という話もある。しかし、魔術師の3人の息子は逃げ出して、ハラルドの最高の戦士に追われたらしい。そのうちの1人がフォルガンスールという遺跡で倒されて、他の兄弟は姿を消したそうだ。
 フォルガンスールという遺跡が唯一の手掛かりとなってしまったが、行ってみる価値はあるだろう。場所はモーサルとソリチュードの中間ぐらいに位置している。祖龍チュードからは大きな入り江を渡るようになるため、モーサルへ馬車で向かうことにした。

 モーサルにつくともう夜遅くではあったが、首長の家の前でなにやら人だかりができていた。何やら首長に対して不安がありそうなことを言っていた。他に用事がなければ首を突っ込んでいたかもしれないが、今はまずフォルガンスールへ向かうことを優先しよう。
 モーサル付近は初めて来たため錬金術で使えそうなものがないか確認しながら目的地へ向かうことにした。いくつかのキノコ、デスペル、そしてトンボやホタルなどの虫も多数いた。
 遺跡の近くに到着するとキャンプをした跡があり、簡易テントの前に日記が落ちていた。誰もいないので少しだけ読んでみると、この日記の持ち主がゴールダールについて調べていることが分かった。すでに遺跡に入っているようで早速追いかけることにした。

 中に入ると下へと降る一本道となっていた。所々に争ったような形跡がありあちこちにドラウグルや力尽きた冒険者が横たわっていた。降り切ると中央に棺が置かれ、また周りにギミックのある部屋に到着した。ここも凄まじい惨状となっており、ドラウグル、冒険者が横たわっていた。扉のギミックは解除されていたので先に進んだものがいるのだろう。
 先に進んでいるものがいるということに安心していたのが悪かった。先に進む左を向くとそこにはドラウグルが待ち受けていた。幸い葉隠の特攻で難を避けることができ更に奥へ進む。
 その先に大きな広間があり、部屋に入るや否や背後の通路に格子がされ、棺からドラウグルが起き上がってきて一斉にこっちに向かってきた。1体ずつ確実に仕留めながらなんとかその場を凌ぎきった。

 奥の通路から上階へ上がると爪のギミック台のところに1人のダークエルフが横たわっていた。恐らくこの人物が日記の持ち主なのだろう。周りにはドラウグルが横たわっており、相討ちになってしまったのかもしれない。
 申し訳ないと思いつつ彼の懐を探るとギミック台の鍵となる爪が出てきた。またメモもあった。メモには彼の調べたことが分かる範囲で記載されており、それによるとゴールダールは長男ジリクに殺され、ゴールダールの力の源であったアミュレットを奪い去り、3にんで分け合ったようだ。
 力を入れた兄弟達は周囲の村を壊滅させていったが、あまりのひどさに王自身が介入し、兄弟を屈服させるために魔闘士の集団を送りこんだらしい。末っ子のミクルルはファルガンスールで倒され、ジリクはサールザルで倒された。シグディスはイヴァルステッドの東で倒されたらしい。
 ダークエルフは力の源であるアミュレットを見つけ修復するために調べていたのだろう。こんな危険なものをこのままにしておくわけにはいかない。他のものに見つけられる前に私が見つけるしかないだろう。

 爪を使い橋を下ろすとその先にドラウグルが待ち受けていたが瞬殺し奥へ進む。奥は遺体安置所になっているらしく多数の遺体(ドラウグルやスケルトン)があった。封印されていただけあり、地面には罠も仕掛けてあった。これから先は罠にも注意しなければならないだろう。中は一部崩れている部分もあり、落石などもあった。

 下に通ずる螺旋階段があったものの格子がされ進むことができない。正面の鎖を引いても罠が作動するだけだった。隣の部屋に向かうとドラウグルが襲ってきた。よくみて回ると最初の部屋の右奥にレバーがあり、レバーを操作すると目の前の扉が開いた。先ほどより強いドラウグルがいたが幸い1体だったこともあり何とか倒すことができた。もう1つの部屋には絵合わせギミックがあり、先の部屋と同じにして鎖を引くと下への道が開けたのであった。
 階下奥には爪のギミック・ドアが正面にあり、左右には棺が並べられていた。今までの経験上、スケルトンなりドラウグルが襲いかかって来ることは予想され、その予想は見事に的中する。絵合わせは爪に刻まれたとおりにし、爪を嵌め回すと轟音を立てながら扉が開いていった。

 最奥部には大きな広間があった。中央辺りまで進むと真正面にあった棺からミクルル・ゴールドールソンの亡霊が襲いかかって来る。そして、周りの棺からもドラウグルが襲いかかってきた。ミクルルは葉隠が向かい私はドラウグルを倒しつつ葉隠の援護をする。葉隠の猛攻と私の炎魔法の前に敵はないとばかりにわずかな時間で片が付いた。
 ミクルルを倒し、遺体を探るとゴールドール・アミュレットの一部を見つけることができた。これでサールザルで見つけたものと合わせ2つ目だ。後1つ早く捜し出す必要がある。

ミクルルを倒せばドラウグルは動作を止めると思われます。ゴールドール・ブラックブレイドという剣もあります。なお、こちらのダンジョンに先に来たとしてもミクルルが封印の書を持っているので順番が違うだけでこのクエは遂行可能です。

 奥に進むとさらに爪のギミック台があった。まだ何か隠されているのかもしれないと思い先に進むと、宝箱やシャウトの壁を見つけることができた。
 宝箱の中には「メリディアの灯」という宝石があり、その宝石を手に取った瞬間頭の中に声が響き始めた。この宝石をキルクリース山へ持ち帰ってほしいという。何が何やら分からないが近くを通ることがあれば持って行くことにしよう。

「メリディアの灯」はランダムで配置されているらしく、絶対にここで入手できるわけではありません。また入手することで「夜明け」というデイドラクエストが発生します。