Planet Crafter

 Planet Crafterはその名前のとおり、惑星を作る人ということです。とは言え厳密にいえば、とある惑星をテラフォーミングしていくというゲーム。まだ3/25に発売されたばかりのアーリーアクセスですのでこれから様々な要素が追加されたり調整されたりすると思います。この序盤攻略とレビューは発売して1週間という期間であることを最初にお断りしておきます。

 さて、まずはゲームモード。モードには

  • ノーマル(死亡時、所持アイテムのいくつかをドロップ)
  • リラックス(酸素、体力、水分の減少速度が遅く、死亡時のドロップなし)
  • ハード(死亡時、所持アイテムは全て破壊。酸素、体力、水分の減少速度が速い)
  • ハードコア(パーマネント・デス。酸素、体力、水分の減少速度が速い)

の4つがあります。また着陸地点は標準、グランドリフト、砂の滝、ランダムとあります。私自身はノーマル、標準で始めましたが場所についてはどこで始めてもあまり変わらない気もします。あるとしたらネタバレになりますが、テラフォーミングが進むといずれ湖ができるということ。拠点を作った場所によっては沈んでしまうということ。もちろん、どこで始めても最初から高地に建設しておけば問題はありません。

 緊急脱出ポッドの中にはクラフトマシンと収納箱(宇宙食×5、酸素×3、水×2、リルマ種×1)、メッセージボードがあります。クラフトマシンは酸素、水、チップ3種、バックパック、酸素タンクだけが作れます。サバイバルゲームでもありますので食料と水、酸素が問題になります。このうち水と酸素はクラフトで作ることができます。問題は食料ですが基本的に最初は作れません。というか、そこそこ後まで作れません。そのため、しばらく宇宙食がメインとなります。しかし、その宇宙食の入手は各地に散らばる青い収納箱からだけとなります。ただ、未確認情報ですがこの収納箱は後半になると中身がレアなものに変化するという話もあります。これが本当なら開けないほうが?となりますが、そうすると食料が入らないので個人的には気にせず開ければいいと思います。

 最初に重要なことを1つ。通常、この手のゲームは自動保存があるのですが、このゲームはあるようですがタイミングが少し不明です。そのため何か成し遂げたらメニューを開いてセーブをすることをお勧めします(自動保存されないわけではないので、死んだからと言ってゲームを終了してもどこかしらでセーブされていますので注意)。

 まだアーリーアクセスということもあり、チュートリアルのようなものはありません。ただ左上にすべきことが表示されています。最初のステップは

  • クラフト:バックパックT1
  • 装備:バックパックT1
  • クラフト:酸素タンクT1
  • 装備:酸素タンクT1
  • クラフト:マイクロチップ(建設)
  • (消化していくと追加されます)

となっています。クリアすればまた次の指示が出ますので最初は順次クリアしていくといいでしょう。マイクロチップ(建設)を装備し「Q」を押すとその時点で建設できる建物などが表示されます。そうそう空気については居住区または緊急脱出ポッドの中に戻れば回復しますので覚えておくといいでしょう。

 上SSは「Q」を押して建設画面を開いたものです(フォントは元が中国語フォントが先に表示されてしまうため変更しています)。基地、機械、情報画面までは頻繁に作ったりするものですが、家具については恐らく収納しか最初は作ることがないと思います(私は中盤以降に達していますが、ほぼ作ってないです)。ただ最初の目的も「クラフト:ヒーターT1」でいったん止まると思います。というのもクラフトに必要な鉱石「イリジウム」が入手できないからです(なお順番は頭からクリアする必要はないので、その次にある「クラフト:ベジチューブT1」を作っておきましょう。

 イリジウムが見つかるまでは拠点(居住地)を広げていくといいでしょう。そのためにはクラフトでできる「外骨格T1」を作って装備できる数を増やすといいでしょう。設計図インターフェイスを確認すると解除できる機器が確認できるのでチェックしておきましょう。アンロックは左側の各項目の数値が上がれば解除されていきます。アンロックされた機械は何に影響するかがわかるようになっているので数値を上げたいものを作っていくことになります。とはいえ最初はドリルT1を作り、気圧を上げていくことしかできません。その過程で電力不足が発生するため風力タービンを作るようになります。こうして各数値を上げるとテラフォーミングの数値も上がっていきます。

 しばらくの間は鉱石集め、機械の増産、設置がメインになります。青い収納箱があれば前述のとおり開けてしまっていいと思います。中には運がよければ宇宙食があるかもしれません(瓶に入っている○○種は空気を作るためのもの。食べ物の野菜の種は袋に入っているようなものとなります)。○○種が見つかったら必ず空気を増やすためにベジチューブT1を作っておきましょう。

 順調にやっていればバックパックT2、酸素タンクT2まではすぐにアンロックされます。前者は持ち運べる量を増やすために、後者はタンクの酸素量を増やすために必須なので作れるようになったら必ず作っておきましょう。この2つが揃ったら探索を始めましょう。なお水は氷、酸素はコバルト2個からクラフトできます。2つともバックパックの量の関係もあるので2個ずつぐらいにしておきましょう(途中で採掘したもの見つけたものが持って帰れないので)。もしどうしても探索距離を伸ばしたい場合は途中に居住区+居住区ドアを作るといいかもしれません。当然材料は必要です。最初からこの2つを作るための材料を持って歩き、酸素ボンベ+酸素1本分進んだ場所に居住区を設置するといいかもしれません(居住区に入れば空気は充填されるので、そこからのリターンは可能です)。そこから先に進みたい場合はクラフト装置1つと風力タービン、収納箱を作っておくといいかもしれません(収納箱には水と空気を入れておく)。食料はしばらく宇宙食だけなのであちこちにばらまくのは止めた方がいいです。また先に進んでも体力が0になれば意味がないので気を付けましょう。

 恐らく探険の過程でイリジウムが見つかるかと思います。これで温度がじわじわ上がり、テラフォーミング値も上がるのでソーラーパネルが開放されたりもするはずです。最初は空気量を増やし早めに少量を作れる環境を作る方がいいでしょう。とは言え、○○種は青い収納箱に入っていることも多いため酸素を作るにはやはり開けるしかないでしょう。

 このようにして序盤はとにかく鉱物を収集、拠点の増改築をしていき、アンロックをしまくることが目的になります。Subnauticaとは違い空気の補充がアイテム以外にないため序盤のルーチン作業が苦痛になるかもしれません(Subnauticaは水上に上がれば空気が補充されるので考えながら探索をすれば結構先まで進めますし、食料も序盤から普通に入手できるので楽)。このルーチン作業を乗り越え、食べ物が作れるようになったら少し楽になります。

 アンロックすることの楽しみや少しずつ惑星が変わっていく様を見てみたいという欲があれば続けられるとは思いますが、実にゆっくりした流れになるため、それが楽しめない人には面白くないと思うゲームになってしまうかもしれません。後は食料問題が結構きついと思うかもしれません。スタート地点にもよるかもしれませんが、宇宙食の入手が収納箱だけというのは辛いです。この辺りは通常のサバイバルゲームのように早々から野菜が作れるようにしてほしいかなとは思います(ただ、現在野菜は1つの機械で1つしか作れず、種も1つ戻って来るだけです)。これも今現在探索すべき世界が狭いせいもあります。だからこそ、アイテムのスタックがなかったり、酸素や水の減りが早いのかもしれません。

 ただ最初に書いた通り発売されてまだ1週間のゲームですので、これから大いに化ける可能性があります。どのように化けるかはわかりませんが、気になったらまずはWLに入れておいてはいかがでしょうか。なお日本語には標準対応です(有志が翻訳をしていると思います)。