How to Halo’s Overlays

 Twitterで見かけていたのですが画像編集ソフトに疎い方にはちょっと分かりにくいみたいなので、使い方、編集の仕方を記載してみたいと思います。主に脇部分の修正がメインのようですが、他にもオーバーレイ用のデータが入っています。

 このHalo’s Overlaysはポーズ集を出されているHALOさんが提供されていらっしゃいます。UNP専用となっていますのでCBBEなどには使えないので注意が必要です。

 お腹部分のオーバーレイを使った例です。真ん中が基本となるものです。左が少しアバラが出たような感じのもの、右がムッキムキな感じのものです。テクスチャを書き換えるだけでここまで雰囲気が変わることがよく分かる画像だと思います。

 そしてこれが脇部分なのですが元が良すぎたためあんまり分からないですね(汗)。一応左が基本で右が修正版です。若干滑らかになった感じなのかな。

 さて使い方を説明する前に気をつけないといけないのは自キャラやスタンドアローンではないフォロワー(環境のテクスチャを使用するフォロワー)の場合はベースとなる「DIMONIZED UNP female body」のテクスチャを編集すればOKですが、スタンドアローンフォロワーの場合はそのMODに含まれるテクスチャを編集する必要があります。

 上記で使用しているフォロワーは「Yamato Nadeshiko Followers ACT2」です。UNPとCBBEが存在しますのでUNPを使わないとこのOverlaysは使えないことになりますので注意してください。

 編集を始める前に、このテクスチャ編集にはDDSファイルとPNGファイルを使うため、それに対応した画像編集ソフトが必要になります。GIMP+プラグインやPaint.netがありますが、単体で両方に対応するPaint.netをダウンロードしてきてインストールしてください(公式サイト)。フリーソフト(寄付歓迎)となっていますので誰でも使うことが出来ます。

公式サイトの右サイドに「Get it now (free download): paint.net 4.0.21」とありますので、そこをクリックします。画面が変わりますのでダウンロードサイトを選択します(Win7までならdotPDNのバナー(Donwload Nowと書かれたもの)をクリックします。また画面が変わりますが、その画面の右にある「Free Download Now:」と書かれた下のリンク「paint.net 4.0.21」をクリックするとダウンロードが始まります。paint.net.4.0.21.install.zipがダウンロードされますので解凍してインストーラーを取り出しておきます。

 次にメインとなる「Halo’s Overlays」です。コチラのページの下にある「Download」をクリックします。ダウンロードに時間がかかりますので気長に待ちましょう。ダウンロードが済んだら適当な場所に解凍しておきましょう(7zアーカイブなので対応する解凍ソフトが必要です)。

 Paint.netは日本語対応なのでインストールも悩むことはないと思いますが、最初の選択は「エクスプレス」でOKです。その後の使用許諾は英語なのでGoogle翻訳にかけて読んでもらい「同意します」で次に進みます。復元ポイントを作るようなのでインストールには時間がかかります。こちらも気長に待ちましょう。

編集作業

 編集する画像は上SSのように脇やお腹周りの場合は「femalebody_1_msn.dds」となります。

 ファイルの場所は環境により違いますので説明はしにくいのですがMod Organizerを使っていれば左ペインのMOD一覧から変更したい選択し右クリックして出るダイアログから「エクスプローラで開く」を選択すれば、そのMODのフォルダが開かれます。その中の「textures」⇒「actors」⇒「character」⇒「female」フォルダの中にあります(これはDIMONIZED UNP female bodyの場合)。

 スタンドアローンフォロワーの場合、同じようにフォルダを開きます。characterまではほぼ一緒だと思いますが、femaleフォルダからが違う場合もあります。例えば、上記サンプルのYamato Nadeshiko Followers ACT2の場合は「MBWSYNFollwersACT2」⇒「Body01」フォルダの中にあります。

 見つかったらPaint.netにドラッグ&ドロップ(D&D)して開きましょう。

 上SSがファイルを開いた状態です。そしてまず確認しないといけないのが画像サイズです。オーバーレイ用の画像サイズが4096×4096ピクセルとなっています。俗にいう4Kサイズというやつです。画像サイズを確認するにはステータスバー(一番下に表示されている情報が表示されるバー)をみてもいいですし、メニューから「イメージ」⇒「サイズ変更」を開いても確認することができます。

 もしこのサイズが2048×2048(2K)だった場合はオーバーレイの画像を変更しないといけませんのでしっかりと把握しておきましょう。

 次にオーバーレイを開きます。前と同じくD&Dで開きますが、ダイアログが表示されると思いますので「開く」を選択します(最初に開いたものと画像サイズが同じであれば「レイヤーの追加」でもいいのですが、違う場合もあるので敢えて「開く」を選択しています。よく分からない場合は「開く」を選択してください)。

※サンプルではオーバーレイ画像は「Dovakini Abs」フォルダの「dovabs.png」を使用しています。

 これが2枚目を開いた状態です。画面上部に最初に開いた画像(femalebody_1_msn.dds)とオーバーレイ用の画像のプレビューが表示されているのが分かると思います。このプレビューをクリックすると画像を切り替え出来ます。

 femalebody_1_msn.ddsの画像サイズが4Kであればオーバーレイ用画像を選択した状態で「編集⇒全て選択⇒編集⇒コピー」もしくは「CTRL+C」をします。次にfemalebody_1_msn.ddsを選択して「編集⇒新しいレイヤーにペースト」もしくは「CTRL+SHIFT+V」をして貼り付けます。右に表示されている「レイヤーパレット」に「レイヤー2」が表示されればOKです。「レイヤー2」の右にあるチェックを外すとそのレイヤーは非表示になりますのでどのように変更されたか確認してみましょう。

 もしfemalebody_1_msn.ddsの画像サイズが2Kや1K(1024×1024)だった場合はオーバーレイ画像の画像サイズを変更する必要があります。オーバーレイ用画像を選択した状態で「イメージ⇒サイズ変更」で表示されたダイアログの「ピクセルサイズ」を2Kなら2048、1Kなら1024にします。見た目は変わりませんが、ステイタスバーの画像サイズが2048または1024になっているかと思います。その後の作業は4Kの場合と同じになります(上の赤文字の部分)。

 もし脇の修正もしたい場合は「Fixed Armpits」フォルダから「armpits.png」を開き、上記と同じように解像度を確認し、必要なら変更してレイヤーとして貼り付けてください。

 これがお腹周りと脇の修正を貼りこんだ状態となります。お腹周りはわかりますが脇の修正は上だけではわかりにくいと思いますので、レイヤー3の右のチェックボタンをオン/オフして確認してみましょう。

 以上の作業が終了したら保存をします。「ファイル⇒名前を付けて保存」で表示されるダイアログで「ファイルの種類」を「DirectDraw サーフェイス  (DDS) (*.dds)」を選択します。

 元ファイルを上書きするようになりますので、元ファイルは念のためバックアップを取っておきましょう。保存を押すと「構成の保存」ダイアログが表示されますが、そのままでいいと思いますので、そのままOKを押してください。レイヤーを統合していないため「平面化」するかどうか聞いてきますので「平面化」を押すと保存が実行されます(この状態でレイヤーが1つにまとめられますが、履歴パレットに表示された「平面化」の1つ上を選択すれば平面化されていない状態に戻ります)。

 以上で作業は終了となります。後はゲームを起動して本当に変更されたか確認をしてみましょう。前述の通り、DIMONIZED UNP female bodyを編集したのであれば自キャラを確認しなければなりません。スタンドアローンフォロワーは変更されていませんので間違えないようにしましょう。スタンドアローンフォロワーを変更した場合は対象のフォロワーをチェックします。

 気をつけないといけないのはMOを使用している場合、最終的に上書きしているテクスチャを変更しないと意味がないということです。DIMONIZED UNP female bodyを入れている方はSG Female Textures Renewalを入れている方も多いのではないかと思います。その場合、SG Female Textures RenewalをMOでMODとして入れている場合には、このフォルダにあるfemalebody_1_msn.ddsを変更しないと意味がないということになります。

 MOD化せずに上書きされている方は問題問題ないと思いますが、もし変更されない場合はこのあたりに注意してみればいいと思います。