不正競争防止法の改正

 タイトル通り「不正競争防止法の改正」が行われたそうです。それに伴い今までのものに加え「データ(電磁的記録に記録された情報)」も追加されたそうです。また効果を妨げる効果の拡大などもあります。

 詳しくはASSCの該当ページを見て頂きたいのですが、日本語化パッチの取り扱いはどうなるのか?ということが問題に上がっています。MOD(プログラムを改変せずにファイルを追加するタイプという意味)は問題ないと思いますが、プログラムを書き換えるものはどうなのか?

 ASSCの該当ページを見る限りはセーブデータの改変を行うツールの配布や譲渡、代行とメーカーが許諾していないキー(シリアル、プロダクトなど)のオークション出品やネット上での掲載は違法ということが書かれています。前者は日本語化パッチの場合該当はしません(私の知る限りですが)。後者は正規ルート(FanaやHumble、GMG、Indieなどであり、個人売買の鍵屋は除く)で入手したものは問題ないと思います。

 日本語化で問題があるとすれば海外ゲームを日本のどこかのメーカーが翻訳して販売する場合だと思います。それがPC版出なくコンシューマであっても日本のメーカーは何か言ってくる可能性がゼロではないと思います。

 それらを考慮し、当方では海外ゲームが日本メーカーにより翻訳、販売(それがPCでもコンシューマーでも)するものは日本語化しない、もし後で決定して当方で作成していた場合は削除するという形を取りたいと思います。今のところ、Alwa’s Awakening は日本のとあるメーカーから発売されるらしいので、これはその前に削除する可能性があります。

 ただ、出来る範囲で開発に連絡をとり日本語化パッチの配布の許可を得てみようかと思います。その結果、配布が逆に中止になるかもしれません(開発の判断による)。その際は告知なしに削除しますので予めご了承ください。

 また「How to 日本語化」もグレーもしくは真っ黒になる可能性もゼロではありませんので、個人で日本語化をしようと思われる方はご自身で印刷やデータ保存をしておいてください(記事の著作権は当方にありますので、その辺りはご注意ください)。

 長くなりましたが、当方としては様子をみつつ続けていく予定です。

2 thoughts on “不正競争防止法の改正

  1. お疲れ様です。
    いつのまにかそんな状況になってたとは知りもしませんでした。
    日本語化モッダーを目指す自分としてはすごく重要な情報ですね。
    これって、今のところは日本語対応の予定がない海外ゲームの日本語化MODをリリースしたとしても、後日、自分の知らないうちに日本企業によってローカライズが決定・販売された場合は訴えられる可能性があるってことですよね?
    ちょっと怖いですね。

    とりあえず、わがバイブルとなってるHow to 日本語化はすべて保存させていただきます。

  2. こんにちは。

    ゲームが発売された時点で日本語化の予定がなものであれば、後日日本語対応ゲームが出たからと言って即訴えられるということはないと思います。
    というのも、予定がないものであれば、売れているから国内メーカーがコンシューマでっていう流れだと思いますので、その時点で日本語化パッチの公開を中止すれば問題なと思います。

    そういう意味では自分が日本語化したものはSteamやTwitter(特に開発のアカウント)で情報を収集するクセをつけたほうが良いかもしれません(個人的にはコンシューマやPCで発売され、そこからデータを抜き「日本語化しました」でなければ特に問題はないと思っているんですけどね)

    後は逆のパターンで国内メーカーがコンシューマで発売したゲーム(当然日本語あり)がPCに移植され、それがSteamで「日本語なし」で発売された場合に、コンシューマーから日本語を抜きというのは当然違ダメです。

    何はともあれ、日本語化自体が完全な黒(違法)になってはほしくないですね。少なくとも、日本語化があるお陰でゲームが売れるケースもあるのだし。

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