Antihero

 デジタルボードゲームの冠が付いたストラテジーゲーム。盗賊の頭になり、腐敗している町からお金を盗み、暗殺、恐喝を行いライバル(ライグレイブ)を出し抜いて勝利することがゲームの目的です。

 町の中には様々な施設や家があります。施設はそれぞれ異なった機能があり、例えば児童養護施設であればいたずらっ子を雇うときのコストが少なくなったり、銀行や教会であればゴールド、トレーディングハウスではランタンが毎ターンもらえるようになります。ゴールドは仲間となるいたずらっ子、ギャング、ゴロツキなどを雇ったりすることができ、ランタンは味方となるキャラのアンロックや強化をすることが出来るようになります。

 毎ターン、ランタンの数に応じて上記のスキルをアンロックすることができます。何もできなければ一番したのチャリティーのどちらかを選択することができます(4ゴールドかランタン2個どちらかを必ず得られますが、これを選択するとスキルのアンロックはできません)。

 左上の「料理する」をアンロックするといたずらっ子をアンロックすることができ、このいたずらっ子を特定の施設に潜り込ませることでそこで生成されるものをちょっとずつ横取りすることができるようになります。ただし、そこを占拠したからといって安心はできず、ライバルによりいたずらっ子たちが追い出されることもあります(もちろん、こちらもできます)。

 ゴロツキやギャングは施設を守ったり、相手のゴロツキや暗殺対象にダメージを与えたりすることができます。攻撃は1ターンにつき1回だけで、暗殺対象に下手にダメージを与えるとライバルに美味しいところだけを奪われることもあります(暗殺対象はHPが高いのでHP2~3にしてしまうと相手に倒されて勝利ポイントを取られてしまうことになります。基本1ダメージですが、スキルを獲得することでダメージ数を上げることも可能)。

 町は基本的に隠されているので偵察をすることでどういう施設があるのか、誰がいるのかを明らかにする必要があります。上記はキャンペーンの3ステージ目で主人公がエンマちゃんになっていますが、出来ることは本来の主人公と一緒。エンマちゃんは偵察したり、家からお金を盗んだりとしていきます。ターンでできることはアクションポイント数に制限されます。上SSだとエンマちゃんの上にある○○がすでに白になっているために使い切った状態です(アクションポイントが残っていると●●となっています)。

 それとは別にゴールドがあれば下部に表示されている仲間を雇用することができるのでアクションポイントがなくなったから=終了ではなく、できることをしっかりと把握してからターンを終了しましょう。

 また、敵ターンはスキップできるのですが、個人的にはしっかりと眺めておいたほうがいいと思います。もちろん、見えない行動もありますが、どういうことをしているのかが参考になることも多々としてあります。難易度がイージーからハードまで選べるようですが、考えて行動しないとイージーでさえ相手に出し抜かれて敗北してしまいます。

 最初の2ステージぐらいがしっかりとしたチュートリアルになっているので、そこでしっかりとゲームのシステムを把握することをお勧めします。ライバルに勝つためのポイントは数種類ありますので、それがどうすれば入手できるのかをしっかりと覚えておく必要があります。ギャングなどは倒されてしまうとせっかくレベルアップしたものがまた最初からとなります。倒されにくくするためにスキルを開放して初期能力をあげる必要もありますが、いたずらっ子も必要となりますのでそのあたりをどう調整するかがポイント。

 私はTwitch版ですがSteam版も日本語あり。セールなどでは1コイン(500円以下)程度になりますので興味があればぜひ購入を検討してみてください。