Seeds of Resilience (3)

 嵐なし、嵐ありの2つでサバイバルモードをプレイしました。カスタマイズで島の大きさは最大にして資源分布は公平にして、嵐を「無し」「普通」にしています(上SSは嵐ありでプレイしたほぼ終盤のものです)。

 まず嵐の有無にかかわらず序盤をきちんと乗り越えれば中盤以降はほぼ同じです。嵐が来て仮に家屋が倒されても中盤以降であれば資材がそれなりに揃っていますし、食料ですら余る状態になります。食料さえあれば他のことにじっくりと時間を割けるため問題がないわけです。嵐が「頻繁」の場合は、屋外で寝ることも増えるため屋外での睡眠に耐性のないキャラはかなり厳しいかもしれません。キャラの特性、特徴をしっかりと把握しておくことがゲームを進める上でかなり重要なこととなるでしょう。

 序盤は食料と寝る場所の確保が第一優先です。建物は小屋(大)で3人が寝れる場所でもいいのですが、もしキャラの中に「不愛想」や「騒々しい」がいた場合、小屋(中)+小屋(小)、または小屋(小)×3と分けたほうが作業時間が増えます。ただし、その分時間が必要になりますので最初は1つにしておき、時間が出来たら増やすといったことをしたほうがいいでしょう。

 食料は魚(銛が必要)、カニ、貝、カエル(焼く必要あり)、ベリーが序盤に入手しやすいものになります。秋の終盤を1回迎えるとドングリ(焼く必要あり)が(栗の木があれば)入手できます。また、トマト、ズッキーニ、スペルト穀物は種があれば植えることで夏や秋に収穫できます。トマトやズッキーニは実から種を抽出できます(クラフトの植物内)。1つからかなり多くの種が入手できます。

 魚は3匹になったものや大きいものは銛では捕まえられず、魚小屋が必要です。こちらは絶対に捕まえられるわけではなく、魚が少ない場合は獲れないようになっている感じがします(それもあって、魚は中盤以降あまり重要ではなくなってきます)。カニや貝は獲りすぎなければ毎年復活しています。貝は釣り針を作るために使用するため最初はいくつか取ることもありますが、これらも中盤以降あまり獲らなくなります。カエルも同様。

 ベリーは種はないため茂みを刈り取ってしまうと入手できなくなると思われます。トマトやズッキーニが入手できるようになれば不要になってきますが、最初は非常に重要な食料の1つになるため注意しましょう。スペルト穀物は製粉所を作らないと食べるができません。製粉所が作れるのが中盤から後半のため重要性は低いです。小麦からは台所があればピザやパンが作れます(石から石臼が作れればいいのにね)。

 魚釣りスキルは最終的に島から脱出するために必要になってきます。そのため伸ばしておく必要がありますが、もし実績(動物を使わずにクリア)を狙っているのであれば魚釣りスキルを持っているキャラに作業をさせましょう。川は製粉所、製材所の2つを配置する必要があります。製粉所はなくても構いませんが、製材所は船を造るために必須のため必ず場所を確保しておきましょう。

※「動物を使わずに」はカエル、魚、カニ、貝すべてが含まれた場合、まずクリアできないと思います。なので「動物」に何を含むかなのですが、Discordでは「カエルと魚か?」と言われていますが、実際にはわかりません。クリアするまで結果がでないため非常に大変な実績になります。また一部の実績は達成できないバグがあるようです。早く修正してほしいものです。

 採石場はかなりの大きさが必要になりますが、つるはし不要で石などが入手できるため1回は作っておくといいでしょう。かなり深くまで掘り込んでいきますが、砂を移し替え、その上に肥えた土壌を配置すれば畑ができますのでトマトやズッキーニ、スペルト穀物の農場として後々使うといいでしょう。

 建物を建てたりするために木々が必要になりますが、栗はなるたけ残すようにしましょう。やはり秋終盤以降の栗は重要な食料です。モミやオークは育ったものを切るようにしたいですが、スキル不足だとかなり時間がかかります。時間と相談してなるべく大きなものを伐採するようにしていきましょう。ただし、一度目の秋を迎えたときにドングリ、松ぼっくりはしっかりと確保しておきましょう。これらで植林が可能です(栗も植林可能)。竹は育ち切ったもの以外を切ってしまうとそこには何も残りません。育っているものであればその場にタケノコが残ります(このゲームでは食料になっていません)。これは植え替えることが可能です(種のような感じです)。繊維をとるための亜麻も種が取れる時期がありますので注意しておきましょう。

 鉱石関係は鍛冶場、鋳造所が建てれないうちは無用の長物ですが、建物を建てる際に邪魔になる場合もあるため、時間が余るようであれば平地を作るようにしていきましょう。地盤が岩の場合、土壌を移さないと植物は育てられません。しかし、それをするには時間を使ってしまいますので、なるたけ岩の上に建物を建てるようにしたほうがいいと思います(製粉所、製材所を除く)。

 おそらく一番大変なのは粘土の入手。表面に出ているものもありますが数がかなり少ないです。一部の肥えた土壌の下にある場合もありますので、一度掘り起こす必要があるかもしれません。海の中にあるものは採取できないため注意してください。クリアのために絶対に必要なものではありませんので、実績以外では気にせずにプレイするといいかもしれません(製粉所、コブハウスなどは作らなくてもクリアできます)。

 この辺りに注意して中盤を迎えれたら植林、農業を中心して鉱石を取りつつ、次の建物を開放するためのアイテムをそろえていきましょう。建物やレシピは他の建物やスキルがなければ開放できないようになっていますので、アンロック条件を確認しつつ順番を決めましょう。時間が余るようになったら少しずつ造成をしてもいいかもしれません(粘土を見つけるついでに)。食料に余裕が出来るとつい食料のことが頭から離れてしまいますので注意してください。栗は非常に優秀な食べ物ですが、焼かないといけないことを忘れずに。

 終盤は船を造るために時間を割くだけとなります。特に製材やロープ、布地を作るのに時間がかかりますので、それらを作るために必要なスキルをキャラ全員が持っているようにしておくといいかもしれません。


 個人的には非常に好きなゲームなのですが、物足りなさを感じる人は多いと思います。大体ゲーム内時間で60~70日でクリアできます。実際の時間としては数時間でしょう。ミッションというパズルはありますが、私はこういうものよりもやはりサンドボックス的なものを追加してほしいと思います。

 Steamのレビューにも書きましたが、鶏や羊、豚などを追加して、島の大きさをかなり大きくして、その島に村を作っていくモードがあったら楽しめるのではないかと思っています。開発が今後どこまで手を入れるかはわかりませんが、このモードが実装されたらかなり遊べるようになると思うんですけどね。