Vintage Story

  Steamでは発売されていないサンドボックス・サバイバルクラフトゲーム「Vintage Story(公式サイト)」です。まだアーリーアクセスで、今後も機能が追加されていく予定となっています。ロードマップを見る限り相当な機能が追加されるようで10年以上のゲーム開発期間が必要と書かれているぐらいです。

 購入は公式から購入するかHumble Storeitch.ioから購入する必要があります。Humbleでは20ドル(Humble Choiceを購入している場合、割引で16ドルまで下がります)、それ以外は18ドルとなります。ゲーム用のアカウントを作成する必要もあります(ゲームをプレイするために必要です)。

 上記は公式の動画です。これを見てプレイしたいと思った方はぜひ検討してみましょう。また、日本語化も進行中となっています(2021/8/28現在94%終了。改行処理が自動ではないため、一部枠からはみ出したりする部分もあります。今後、調整されていくとは思います)。なおメインメニューの左ペインのUIが文字化けしますので、設定を一部書き換える必要があります。

日本語化の方法

 上記の「日本語化」と書かれたリンクを開き、en.jsonをクリックし開きます。「左上の横三本線」をクリックし、FileからDownloadを選択しファイルをダウンロード。ダウンロードできない場合はcrowdin.comのアカウントを作成する必要があります。

languages.jsonの変更
  1. ゲームをインストールしたフォルダーを開き「\assets\game\lang」内にあるlanguages.jsonを開く。
  2. 以下のように変更し保存(英語の下に日本語を追加)。
[
    {
        code: "en",
        englishname: "English",
        name: "English"
    },
    {
        code: "ja",
        englishname: "Japanese",
        name: "日本語"
    },
(以下略)
日本語化ファイルのコピー
  1. ダウンロードした「en.json」を「ja.json」に名称変更。
  2. 「\assets\game\lang」にja.jsonをコピー。
  3. ゲームを起動し、左メニューの「Settings」を開き「Interface」を選択し、下の方にある「Language」を「日本語/Japanese」にし、ゲームを再起動。日本語になっていればOK。
フォントの変更
  1. 何でもいいのでフォルダを開き、アドレスバーに「%APPDATA%\VintagestoryData」と入力(ゲームのデータや設定が入っているフォルダーが開きます)。
  2. clientsettings.jsonをデスクトップにコピー。
  3. 同ファイルをテキストエディタで開く。
  4. 「”decorativeFontName”: “Lora”,」の行を見つけ「”decorativeFontName”: “Meiryo UI“,」に修正。
  5. 次に「”defaultFontName”: “sans-serif”,」の行を「”defaultFontName”: “Meiryo UI“,」に修正。
    ※「Meiryo UI」はフォント名。システムに入っていれば他でも大丈夫だと思います。ただしフォント名に注意。
  6. 保存し、1. のフォルダへ上書きコピー。

ゲーム開始

 まずはワールドを作成する必要があります。スタンダード、エクスプロレーション(探索)、ウィルダネス・サバイバル(狂乱)、クリエイティブ・ビルディングの4種類があります。それぞれ説明がありますのでスタンダードかエクスプロレーションのどちらかを選択しましょう。スタンダードでもそれなりに難しいです。Twitterなどでプレイしている方を見るとスタンダードを選択し、カスタマイズから一部設定を変更している方が多いようです。

  • デスペナルティ:インベントリ全てをドロップ ⇒ 維持
  • 猶予期間:猶予なし。モンスターはすぐにスポーンします。⇒ モンスター出現まで10日
  • 生き物の敵対度:攻撃的 ⇒ 消極的または敵対しない
  • 地上の銅鉱床の頻度:珍しい ⇒ ありふれていない、またはそれより出現しやすく
  • 地上のスズ交渉の頻度:極めて珍しい ⇒ とても珍しい、またはそれより出現しやすく

 この辺りを変更すると楽になると思います。特にデスペナは重要で夜に死亡すると真っ暗でその場で動かないようにし、朝を迎える必要があるかもしれません(その間に動物やドリフターにやられる可能性もあります)。

 これらの設定が済んだらワールドを作成します。

 最初に自分のキャラクターを作成します。見た目は好きなようにしましょう。クラスはコモナー、ハンター、メタルファクター、クロックメーカー、ブラックガード、テーラーがあり、コモナー以外は特性があります(プラスとマイナス面があります。またテーラーでないと裁縫ができないなどがあるようです)。

 最初にスポーンした場所がリスポーンの場所となります。Mを押し、マップを開き、中央に表示されている自身のマークを左クリックして「Waypoint(地点情報)」を書き込んでおきます。Name(その地点の名前)、Color(色を英語名もしくは#000000の形式で入力します)。Iconは選択式。Pinnedはチェックを入れておくとミニマップでエリア外になった場合、エッジにそのアイコンを表示してくれます(ミニマップは設定のインターフェイスで表示/非表示の設定ができます)。

最初にすること

 スポーンした場所の近くに木、水、粘土があればその近くに最初の拠点を作りましょう。水はかなり先の話ですが、料理や農業をする際に必要になります。粘土はその次の段階で必要になります(粘土はミニマップでみるとくすんだ緑のように見えます)。

 まずは地上に落ちている石、火打石、枝(棒)を拾って歩きます。石は硬いものと柔らかいものがあり前者は道具に使用できますが、後者は道具には使用できません。気候やスポーンした場所によって落ちているものは違いますが、火打石は比較的あるようなので柔らかい石しかない場合はそちらを探してみましょう。

 このゲームは作業台でアイテムとアイテムを組み合わせて作るという形ではなく、道具は石から道具の形を切り出し、さらに枝と組み合わせるといった過程が必要となります。石を選択(右手に持つことになります)し、SHIFTを押しながら右クリックをします。そうすることでナッピング画面となり石を切り出すことができます(ブロックが表示されるのでそこを左クリックして削ります)。

 石は全てを削る必要ななく部品となる部分のエッジを削るだけでOKです(上記SSなら赤い部分を削る。実際は色はついていません)。削り終わったらインベントリに部品が移ります。次に「E」をクリックしてインベントリとクラフト画面をクリックします。右の3×3のマスにアイテムを配置しますが置く場所は基本的に決まっています。斧やナイフであれば上が部品、下に枝を配置します。

石 □ □
棒 □ □
□ □ □

 配置がちゃんとしていれば、作成できるものがその下に表示されます。それをクリックし、インベントリに移します。何が作れるかは「H」をクリックしてサバイバルハンドブックを開くといいでしょう。検索画面に拾ったものを入力します。すると作成できるものが表示されますので、それらのアイコンをクリックするとクラフトレシピを見ることができます。斧を選択した場合、棒+石 or 金属の組み合わせになっていると思います。ので同じように配置すればOKです。

 斧、ナイフをまず作ればいいでしょう。斧で木を切ることができるようになりますし、ナイフで一部の植物を完全に破壊せずに取得できるようになります。次にインベントリを増やすためにガマ(熱帯だとパピルス)を探しにいきましょう。10本で1つの「手提げカゴ」を作成することができますのでなんとか4つ作りましょう。これでインベントリが12マス増えます(何もない状態だと画面下のスロットだけがインベントリとなります)。

 次に食料を探します。ベリー系が最初の食料になると思います(ガマの根は焼くことで食べられます)。夜は真っ暗となるためあまり深追いせずにある程度集めたら枯れ草を集め、木を切り倒します。木から薪を作成します。着火具がなければ火をつけることができませんのでハンドブックからレシピを検索して作っておきましょう(火打石では火を起こせません)。ただし、火は雨に弱いため必ず屋根がある場所、もしくは横穴を掘って屋根ができるようにします(縦穴を掘り、横に掘り進んでもOK)。火を保つには燃料(薪など)が必要なので夜になる前につけましょう。後はベッド、リードバスケット(ガマ or パピルスが結構必要)を作るとスロット数8の収納ができます。

 私は小山に横穴を開けてそこを拠点にしていました(スポーン場所よりは離れていたけど)。食料は腐敗するため一度に取ってしまうとただ腐らせるだけとなりますので注意しましょう。そのためある程度、目途がついたら粘土細工を始めるようになります。これで貯蔵用容器を作ったり、銅を使ったアイテムを作成するための型を作ったりするようになります。

 貯蔵用容器を作り、セラーになるように狭い空間を作ったりし、食料などが多少安定したら銅を探しにいきます。地表に落ちているものが最初のメインとなります。その落ちている場所の下に鉱脈があるそうなのでマップ上にWaypointを必ず書き込んでおきましょう(鉱脈があっても量がそこまであるわけでないので注意)。それと同時に粘土を使って銅細工ができるようにアイテムを揃えていくことを忘れないようにしましょう。

 銅が加工できるようになったら「ノコギリの歯」を作ります。後はハンマー、つるはしの頭を作ります。ハンマーがなければ大きな銅の塊は砕けません。つるはしがなければ鉱脈の銅を掘りだせません。ノコギリは木工ができるようになり、柵や収納箱などがつくれるようになります。

 簡単に書いていますが、木炭を作ったり、粘土を焼くための場所を作ったりしなければなりません。それなりの時間がかかりますのでじっくりやり込んでいきましょう。私もまだ序盤中の序盤で何をすればいいのやらという感じです。

 情報をまとめたサイトやwiki(英語)もありますのでそれらで情報を得ながらプレイしてみましょう。またサバイバルハンドブックも情報の宝庫ですのでチェックしておきましょう。