Wonderdraft(追記)

 有料マップ作成アプリ「Wondercraft」です。大陸を作り、川やランドマーク(山、木、建物など)を配置し自分で好きなようにマップを作るアプリ。

 大陸(島)は自動生成も可能だし、自分で描くことも書くことも可能。自動生成したものを修正することもできます。大陸の色は変更可能なので砂漠や積雪なども表すことができます。大陸が決まれば建物、木、山、道を配置して地図を作っていきます。これらのシンボルは1つ1つがオブジェクト扱いになっているので後からずらしたり消したりすることもできます。川は画像扱いになっていますが、道路や領域は後から簡単に修正可能。ラベルで町の名前なども表示することができます。

 またシンボルは公式で2パック、また外部ストアで販売(無料も多少あり)で増やすことができます。そのシンボルはカスタムカラーと言って自分で好きなように着色できるようになっていますが、現在のところバグがありきちんと機能しないことがあります。公式Discordで話題にはなっていますが現在のところまだちゃんと修正はされていません(内部セットであるTang Dynasty Custom Colorに関してはちゃんと動作し、それをいったん選択してから他のCustom Colorにすると色変更が有効になる場合もありますが、絶対ではありません)。このバグは早々に直してほしいのですが、なかなか修正されないのが残念なところ。

 購入はHumble Bundle経由になります。もしかしたらHumble IDが必要になるかもしれません。マニュアルはこちらにありますが、英語のみなので英語アレルギーがある人は要注意。

インターフェイス説明

  • Menu:マップサイズや設定、ユーザーフォルダを開いたりできる。
  • New:新規マップ作成(サイズ、テーマを決める。あとから変更可能)
  • Open:既存マップを開く
  • Save:編集中マップの保存
  • Import:既存の画像を土地として読み込み可能(写真などは二値化)
  • Export:マップをPNG/JPEG/WEBPで書き出し
  • Theme:マップ全体のスタイル(個別に変更可能)
  • Assets:シンボルなどが含まれるasset
  • Undo:アンドゥ
  • Redo:リデゥ
  • Help:ヘルプ

 Menu内にはChange Map Size(マップサイズ変更)やCreate Detail Map(詳細マップ作成)、Preference(設定)、Open User Folder/Open Custom Assets Folder(無料や有料のアセットを保存するフォルダ)などがあります。詳細マップ作成は自身で作成したマップの一部分だけを拡大してその部分の詳細マップを作るための機能です。設定で自動保存やインターフェイス(メニュー下にあるアイコンをテキストに変更可能)、ホットキーの変更、パフォーマンスに関することが変更できます。

 マップ作成画面ではWater(水)、Landmass(陸塊)、Paths(道)、Symbols(シンボル)、Regions(領域/領土)、Labels(テキストの貼り付け)、Overlay(オーバーレイ)などがあります(新規マップを選んだ場合はLandが開いています)。

Water

 上からAppearance、River、Lake、Freshwater Bursh/Eraser、Water Color Brush、Windrose(風配図)、Windrose Moveとなっています。Appearanceは色合いの変更、Riverは川の描画(Fade-inが有効の場合、下流から上流へ記載)、Lakeは湖の描画(ランダム生成をスタンプする感じ)、Freshwater Bursh/Eraserは自分で描画、Water Color Brushは水の色の変更(毒の湖など可能)、Windroseはスタンプ式で、Windrose Moveは場所の変更可能。

Landmass

 Landmass Wizard(ランダム生成)、Landmass Brush/Eraser、Raise Landmass、Lower Landmass、Ground Color Brush、Landmass Polygonal Lasso。Landmass Brush/Eraserは丸いブラシでキレイな海岸線が描画、消去。Raise/Lower Landmassは海岸線を凸凹にできるブラシ。Ground Color Brushは着色(砂漠や森林、氷河などを色付け可能)。Landmass Polygonal Lassoは指定した領域の塗りつぶし、カット、コピー、ペーストができるツール。

Paths

 Path、Rath Move。道を描くツール。Roughnessを0にすればまっすぐ、1に近づければラフな線が描けます。Moveで道の位置を変更できますし、色、太さ、ラフさ、線の種類を変更可能。Edit PointをONにすれば作成時にクリックした場所にポイントが表示されるので個別に場所を変更できますし、好きな場所にポイントを追加することも可能。

Symbols

 Symbol、Tree、Mountain Brush、Symbol Eraser、Symbol Moveがあり、Symbolでアセットに登録されている好きなシンボルをスタンプするようにマップ上に配置可能。Custom Colorで色が変更できるものもありますが最新バージョンでもバグがあるので着色済みを使うのがいいかもしれません。TreeやMountainは木々や山々を配置するツール。EraserではSymbol、Tree、Mountainを個別に選択するか全てを削除可能です。Symbol Moveで配置したものを移動したり、レイヤーの変更、サイズの変更ができます。

Regions

 大陸の領土を視覚化できるツール。領域内を塗りつぶし(透過)することも可能です。

Label

 Label、Move Label、Box。テキストを配置するためのツール。標準では日本語フォントは対応していないのでアセットとして自分でフォントを入れる必要あり。ラベルでは文字列を自動生成することも可能。ラベルの移動はラベルをクリックではなく全体を囲ってからになります。Boxは四角い窓のようなものを配置できるツールです。

Overlay

 Trace、Grid、Frame、Scale、Measuring。Traceは他のマップツールで作った地図画像を配置するツール。あとから削除可能。Gridはその名の通りグリッド表示。四角やヘックスが可能。Frameはマップ全体につける飾り模様(EnableをONにする必要あり)。Scaleはマップの縮尺を示すスケールを作成するツール。Measuringは距離を測るツール。Use Map Scale UnitsがオンになっていればScaleで設定した縮尺で距離が測定されます。