Kingdoms Reborn

 日本語対応の街建設ゲーム「Kingdoms Reborn」です。まだアーリーアクセス(早期アクセス)ですが、産業時代までの技術ツリーは解放されているので十分プレイできる内容になっています。

 新規プレイで始めるとまず「公国、首長国、ヴァイキング、幕府」から基本となるスタート地点を選択します。公国と幕府は通常難易度ですが、首長国とヴァイキングは高難易度となっています(前者は暑い地域、後者は寒い地域)。これとは別にマップサイズや難易度、AIプレイヤー人数(そのAIの攻撃性設定もあり)や海面や産学の密度なども設定できます。設定が終わったらワールドを生成し、ゲーム開始を選択。

 開始地点は石材と石炭が取れるところおススメ。その横に肥沃地(チューリップなどのアイコンがある場所)があれば最高の場所です。もちろん、木材は必須なので森林があることも重要です。選んだあと、初期資源を資金の範囲内で追加、もしくは売却することも可能です。選択した場所によっては増減する必要があるかもしれません(資金は残しておきましょう)。それが終わったら役場を配置し本格的に街を育てていくことになります。

 他のゲームと違うところは基本的に建設できるものは家、資材置き場、土の道だけ(技術ツリーやアップグレードが解放されれば少しだけ幅がひろがります)。その他は全てカードで建設する施設を決めます。カードを引くと5アイテムが表示され、資金がある限り複数枚購入することが可能。ただすぐに使わないようなものは購入する必要はありません(所持できるカード枚数に制限があるため)。もし購入しても×ボタンで売却可能です。

 話が前後しますが、上SSのような場所が最高の場所。石炭は寒さから守るための重要なもの。木材から作ることも可能だけど、木材自体を最初はかなり使うのでなるたけ石炭がある場所がベストとなります。チューリップがある地域は購入費用が高いのですぐには手がだせませんので最初は左地域を購入し、ゆっくり街の規模を広げていきましょう。

 最初は大人10人、子供5人という規模で始まります。働けるのは大人だけとなり、雇用済み(施設に割り当てられた人)、肉体労働者(施設に割り当てられていない人)となります。建設者は肉体労働者から割り当てられますが、役場でこの2つは人数を決めておくことが可能です(全員が施設に割り当てられると肉体労働者と建設者がいなくなり、荷物の運搬や建設ができなくなるため)。

 石炭がある場所を選んだ場合、石炭の採掘場のカードを最初に購入できます。ドローカードから運よく最初にひけるとは限らないため必ず購入し建設しておきましょう。資源を生み出す施設は一定の範囲内に資源置き場(成長していくととで貯蔵施設などが解放されます)が必要です。まずは施設を建設し、家が遠いや保管庫が遠いなどが表示されたら適当な場所に必要なものを建設するといいでしょう。次に狩り小屋、果実採取小屋を建設して食料を確保します。この時点ですでに雇用済み枠が8人になりますので、石炭の採掘場と狩り小屋の雇用人数を半分にしておきます。

 そうこうしているうちに技術ツリーが解放されますが、これは最初に選択した開始地点により微妙に変化します。しかし、最初にとるべきは「医学の礎」一択です。最初に所持している薬は数年と言わずなくなります。そのため代替品の薬草は必需品となります。ある程度の肥沃さが必要なので水辺の近くの土地に農場を作る必要があります。なお技術ツリーに必要な科学力は家から生み出されます。

 暗黒時代から中世時代への移行は住宅レベル2の家が10件必要です。ただ、急いで時代を進める必要はありません。というかじっくり基盤を固めてからとなります。技術を解放することで建設できるものが増えますが、それらもすぐに建設することはありません。また資源から作るもの(陶器や鉄の延べ棒、レンガなど)は元となる資源を蓄えてから製造施設を作ったほうがいいかと。

 首長国以外で中世まで進めてみましたが、平和的AIであれば比較的簡単に進めることができると思います。平和的AIでない場合は戦争を仕掛けられることもあるので難易度は増すと思いますので物足りない方はぜひそちらでプレイすることをお勧めします(私はただ街を発展させたいので平和的AIにしています)。

 これからどのように追加や変化があるのか非常に楽しみな作品の1つです。